健康を食事で取り戻す

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」
ヒポクラテス/古代ギリシャの医者

古代ギリシャで医者として活躍したヒポクラテスは、日々の食事と健康との関連性を指摘し、その重要性を伝えてくれています。美味しいものがあふれている現代において、各種食物とどう向き合っていくのかは、私たち一人一人が抱える課題と言っても良いのかもしれませんね。

どうせ食べるなら体にとって少しでも良いものを選びたい!と思ったときに、意識したいのが特定保健用食品です。

特定保健用食品とはいったいどのようなもので、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか。特定保健用食品について、知っているようで知らない健康豆知識を紹介します。

■特定保健用食品とは?

特定保健用食品は、平成3年に創設された制度です。消費者庁によると、特定保健用食品とはからだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品のこと。たとえば、以下のような効果が表示された食品を指します。

・血圧が高めの方に
・血中のコレステロールが高めの方にオススメの食品
・おなかの調子を整えるのに役立つ

一般的な食品に、こうした表示をすることは認められていません。

特定保健用食品としてこれらの表示をするためには、まず事業者が、その食品を用いた臨床試験を行わなければいけません。医学や栄養学に基づいて、その有効性や安全性を示す必要があるのです。

また試験結果はただ提出すれば良いというわけではなく、その有効性や安全性が認められて初めて意味をなします。消費者庁長官によって認可されると、特定保健用食品として認められ、その効果をうたう文言や特定保健用食品にのみ表示を許可された専用マークをつけることができます。

つまり特定保健用食品は、その製品を使った試験を行った結果、健康増進のために役立つことが、国によって認められている食品ということ。同じ種類の食べ物を摂取するのであれば、特定保健用食品を選んだ方が健康をサポートできると言えるのかもしれませんね。

特に各種生活習慣病予防においては、「日々の食生活の改善が重要」と言われてはいても、具体的に何をどうすれば良いのかわからない!と思う方も多いのではないでしょうか。

こんなときでも、特定保健用食品であれば気軽に選択することができます。日々の日常生活の中で、手軽に健康サポートができるという点が、特定保健用食品の魅力だと言えます。

★特定保健用食品の4つの種類

特定保健用食品には、以下の4つの種類が存在しています。

・特定保健用食品
・条件付き特定保健用食品
・特定保健用食品(規格基準型)
・特定保健用食品(疾病リスク低減表示)

特定保健用食品は、もっとも一般的なタイプです。普段私たちが目にするタイプは、こちらが多いと言えるでしょう。一方で条件付き特定保健用食品は、一定の有効性は認められるものの、その科学的根拠が特定保健用食品のレベルにまで届いていないものを指しています。

規格基準型と呼ばれるものは、臨床試験を行わずに、消費者庁の審査に合格したもの。特定保健用食品として許可実績が十分ある商品などが当てはまります。

疫病リスク低減型は、食品中に含まれる成分が疾病リスクを低減させる効果が確立されている場合のもの。疾病リスク低減の特定保健用食品として、表示することが許可されています。ただしこちらは極めて限定的で、これまでに認められているのは、カルシウムと葉酸です。

健康のために特定保健用食品を役立てたい!と思ったときには、ぜひこうした分類にも注目してみてください。

■特定保健用食品を健康作りに役立てるコツ

特定保健用食品は、健康増進に役立つ効果が認められてはいるものの、医薬品ではありません。あくまでも食品の一つであり、健康作りに役立てるためには、いくつかのコツがあります。

以下で紹介する3つのポイントを意識しながら、ぜひ上手に活用してみてください。

★特定保健用食品に頼り過ぎない!

先ほどもお伝えしたとおり、特定保健用食品はあくまでも食品。薬ではないので、悪化してしまった病状を改善するためのものではありません。あくまでも特定保健用食品が対象としているのは、

・現在健康で、日々の食生活に不安を抱いている方
・将来のために、できることからスタートしたいと思っている方

です。病気の人が病状を改善するために使うものではなく、健康な人が、あくまでも健康維持のために使うものだと心得ておきましょう。

「特定保健用食品さえ摂取しておけば、あとはもう大丈夫!」と思う方もいるかもしれませんが、これは誤解です。サプリメントなどと同様に、基本的には自分自身で食生活のバランスを組み立て、それでも足りない点を特定保健用食品で補うイメージで付き合ってみてください。

その効果がアピールされればされるほど、特定保健用食品があるから大丈夫!と思いたくなる気持ちもわかりますが、現在病気の方や、具体的な不安を抱えている方は、専門医のもとで医薬品による治療を行うのがベストです。

日々の健康作りのため、特定保健用食品を賢く使いたいと思うのであれば、頼り過ぎない意識を持つことが大切です。

★イメージだけで選ばない!

特定保健用食品の数は、非常に増えてきています。「なんとなく身体に良さそうなイメージ」だけで特定保健用食品を手に取る方もいるかもしれませんが、具体的にどのような効果を期待できるのか、情報を把握した上でチョイスするのがオススメです。

また今の自分にとってどんな効果が必要なのかは、意外とわかりにくいもの。必要な場合には、その道の専門家にアドバイスをもらいながら、選択するのも良いでしょう。

★過剰摂取に注意しよう!

特定保健用食品は、科学的根拠に基づいた一定の効果が期待される食品です。しかし効果が期待できるということは、副作用の可能性も否定できないということ。このため特定保健用食品には、一日当たりの摂取目安量や摂取方法の表示が義務付けられています。こちらの情報を守って摂取するようにしましょう。

残念ながら特定保健用食品は、「摂取すればするほど健康になれる!」というものではありません。適切な使い方で、健康生活を正しくサポートしてみてください。

■特定保健用食品の選び方

特定保健用食品について、最後に紹介する豆知識は、自分にとってより良い商品を選ぶためのコツについてです。

特定保健用食品は、厚生労働省の認可を受けた商品ではありますが、その全てが誠実な広告を行っているわけではありません。また自分にとって必要なものとは限らないでしょう。特定保健用食品の購入を検討する場合には、その宣伝がどういったことを意味しているのか、よく考える必要があります。記載された内容が信用できるものを選択するのがオススメです。

また特定保健用食品だからという理由で、自分の生活にとって不必要なものを取り入れる必要はありません。もっとも良いのは、今現在使っている商品の代わりに、信頼できる特定保健用食品を取り入れてみる!という方法です。

もちろん自分にとって合う・合わないはあるはずです。無理なく継続していける商品を、選択してみてください。

コンビニやスーパーなどでも見かける機会が多い特定保健用食品。一般的な食品と比較すると少し価格が高いように思えますが、「健康作りに役立つのなら……」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

特定保健用食品は、企業が行った試験の結果を国が認可して誕生するもの。自分に合った製品を正しく摂取することができれば、健康維持に役立てることもできるでしょう。ただし特定保健用食品は、あくまでも食品。医薬品ではないので、その効果を過信するのは禁物です。

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」というヒポクラテスの言葉のとおり、日々の健康は日々の食事から作られるもの。バランスの良い食事内容に、自分にとって必要な特定保健用食品を上手にプラスして、理想の食生活を実現してみてくださいね。

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