健康を取り戻す飲酒の仕方

「酒の一杯は健康のため。二杯は快楽のため。三杯は放縦のため。四杯は狂気のため。」
アナカルシス/古代ギリシャの哲学者

お酒はときに、人の心を自由にしてくれるもの。お酒があるからこそ、人同士のコミュニケーションも円滑に進む!なんて思うこともありますよね。

とはいえお酒を飲みすぎれば、身体にとって毒になりますし、次の日に辛い二日酔いで悩まされてしまうことも……。仕事をする社会人として健康的な生活をしていくためには、お酒との付き合い方について、適切な知識を身につけることも大切です。

お酒の適正量や、次の日までお酒を残さないためのコツ、上手に付き合うために知っておきたいポイントなどを解説します。

■お酒の適正量は、純アルコールで約20g程度!

健康生活を意識しつつ、お酒とも上手く付き合っていくためには、飲みすぎを予防する必要があります。少量であれば、美味しく楽しく飲めるお酒も、大量に摂取すると以下のようなトラブルを誘発してしまいます。

・急性アルコール中毒
・アルコール依存症
・生活習慣病のリスクの増大

また当然、アルコールを摂取し過ぎれば、判断力や集中力は低下します。ろれつが回らなくなったり、足元がおぼつかなくなってしまったりと、さまざまな悪影響が生じてしまうでしょう。健康的にお酒を楽しむためには、これらの事態を避けることが大切です。

お酒の適正量には個人差があると言われていますが、1日平均純アルコールで約20グラム程度です。これはビールなら500ミリリットル缶1本程度、日本酒なら180ミリリットル(1合)程度となっています。

ちなみにアルコールの処理能力は、体重によっても増減します。上に挙げた平均値は一般的な男性のもので、体重が軽い女性や高齢者の場合、20グラムよりもさらに少なくするのが望ましいです。またもちろん、自分自身が「お酒に弱い」という自覚がある場合、この数字にこだわらず、自分にとって負担にならない飲酒量を見極める必要があるでしょう。

ちなみに厚生労働省は、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」として、

・男性……40グラム以上
・女性……20グラム以上
(※共に1日当たりの純アルコール摂取量)

という数値を提示しています。健康的にお酒と付き合っていきたい!と思うのであれば、まずはこうした具体的な数値について、把握するところからスタートしましょう。普段の自分の飲酒習慣と比較してみて、どの程度の飲酒量に当てはまるのか、確認してみてください。

■二日酔いはなぜ起きるの?ならないためのコツを紹介

お酒を飲み過ぎた次の朝は、頭痛や吐き気、どうしようもない倦怠感など、辛い二日酔いに襲われる方も少なくありません。前夜のお酒がどれだけ楽しいものであっても、二日酔いになれば気分は最悪。またその日一日のパフォーマンスは大幅に低下してしまいます。

二日酔いが起きる仕組みと、できるだけ二日酔いにならないためのポイントは以下のとおりです。

★二日酔いの原因はアセトアルデヒド

お酒を飲み過ぎたあと、二日酔いになってしまう原因は、アセトアルデヒドという物質にあります。アルコールが肝臓で分解される過程で生じる物質ですが、お酒を大量に摂取し過ぎると、分解されないままのアセトアルデヒドが、全身の血管をぐるぐると巡ることになってしまいます。

アセトアルデヒドは、人体にとって強い毒性を持った物質で、これが胃痛や胃もたれ、頭痛、動悸といった、二日酔いに典型的な症状を引き起こします。

ちなみに、お酒を飲んで眠ると、どうしても夜中に目が覚めてしまう……という方はいませんか? 実はこの仕組みも、アルコールとアセトアルデヒドに関連しています。

アルコールには眠気を誘う作用がある一方で、アセトアルデヒドには覚醒作用があります。アルコールを摂取すると徐々に眠くなり、アルコールの分解が進んで体内でアセトアルデヒドが生産されると覚醒してしまいます。お酒を飲んで眠ると睡眠の質が低下してしまうのは、このためなのです。

★二日酔いにならないためのポイントは3つ!

では、辛い二日酔いに悩まされないためには、どうしたらよいのでしょうか。1つめのポイントは、いたってシンプルなもの。自分の身体が分解できるアルコールの適正量を見極めて、二日酔いが起きないレベルに調整しましょう。

身体が無理なく受け入れられるアルコール量は、その日の体調や精神状態によっても変わってくるもの。決して無理しないことが、コツとなります。

2つめのポイントは、積極的に水を摂取することです。二日酔いの原因は、分解しきれないアセトアルデヒドにありますから、分解スピードをあげて、できるだけ素早く除去することがポイントです。お酒を飲んだ分と同じだけの水分を摂取すると、身体の中が脱水状態になりにくくなり、分解除去を効率よく進めることができるでしょう。

最後のポイントは、肝臓にあります。肝臓の働きが弱ってしまうと、解毒作用も低下してしまいます。肝臓が働きっぱなしになると、疲労が蓄積し、しっかりと働けない環境になってしまいます。休肝日を設定するほか、アミノ酸やビタミンB1など、肝臓の働きをサポートしてくれる栄養素を、積極的に摂取してみてください。

■お酒に振り回されないためのポイント4つ

本気で健康生活を意識するなら、禁酒をするのがベストなのかもしれません。しかしお酒を飲むことで人とのコミュニケーションを楽しめたり、気持ちをリラックスさせられたりする!という方も多いのではないでしょうか。

健康を損なわない程度に、賢く楽しんでいくためには、ぜひ以下の5つのポイントを参考にしてみてください。

★食事と一緒にゆっくりと楽しもう

お腹が空いた状態でアルコールを流し込むと、血中のアルコール濃度が急激に上昇してしまいます。さまざまなトラブルを引き起こしやすくなるので、注意してください。

飲みすぎを防ぐためにも、お酒は食事と一緒に楽しむのがオススメ。また周囲の人との会話も楽しみながら、ぜひゆっくりとしたペースで摂取してみてください。

★強いお酒は、できるだけ薄めて飲もう

お酒の中には、アルコール度数が強いものも存在しています。こうしたお酒を日常的に摂取していると、摂取する純アルコール量はどんどん増加していってしまいます。また強いアルコールが一気に体内へと流し込まれることで、肝臓の負担も大きくなるでしょう。

胃腸への負担を和らげるためにも、水や炭酸水などで割って、少しずつ楽しむのがオススメです。

★お酒の強さが人それぞれであることをわきまえて

健康的にお酒を楽しむためには、一緒にお酒を楽しむ人同士が、マナーを守った振る舞いをすることも大切です。お酒の強さは人それぞれですし、付き合い方にも個人差があります。お酒を無理強いするような振る舞いは、避けてください。

また自分のペースを守ってお酒と付き合うためには、上手な断り方を身につけておくことも必要です。事前にチェックしておきましょう。

★肝臓の状態はしっかりとチェック

お酒を分解するのは、肝臓の仕事。お酒を飲み過ぎて肝臓の負担が大きくなりすぎると、さまざまな不調の原因となってしまいます。

肝臓を守るためには、定期的に休肝日を設けることが大切です。また健康診断などで、肝臓の状態を定期的にチェックすることも重要なポイントとなります。

適正量であれば、楽しく美味しく飲めるお酒。アナカルシスが伝えたとおり、健康のためにも快楽のためにも役立ってくれるのかもしれません。ストレスフルな現代においては、「仕事の後の一杯があるから頑張れる!」なんて方も多いのかもしれませんね。

しかし当然のことながら、お酒の飲みすぎは健康を害することにもつながってしまいます。具体的な適正量や二日酔いが起きる仕組みなどにも目を向けて、お酒と上手に付き合っていくことを意識してみてくださいね。

健康的にお酒と付き合っていくことも、社会人として健康的に生活していくために重要なこと! 今回紹介した情報も、ぜひ参考にしてみてください。

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