
仕事に関する悩みがある人 、また起業家として成功を収めたい人、これから起業するつもりの人は、デール・カーネギーの名言や格言を勉強すると良いでしょう。
デール・カーネギーはアメリカの作家で、企業トレーニングなどのスキルに関するコースの開発者です。
ビジネスや自己啓発に関する業界の中では偉人として知られており、彼が残した言葉から学べることは数多くあります。
残された名言や生前のエピソード、どのような人物だったかをまとめて紹介します。 彼が残してくれた言葉の中に、現代社会においての悩みを打ち破るためのヒントをみつけていただければ幸いです。
デール・カーネギーの格言・名言集
Contents
- 1 デール・カーネギーの格言・名言集
- 1.1 デール・カーネギーの名言①(英語&日本語) レモンをレモネードに
- 1.2 デール・カーネギーの名言➁(英語&日本語) 議論について
- 1.3 デール・カーネギーの名言③(英語&日本語) 愚者の特徴
- 1.4 デール・カーネギーの名言④(英語&日本語) 仕事の仕方
- 1.5 デール・カーネギーの名言⑤(英語&日本語) 成功するには
- 1.6 デール・カーネギーの名言⑥(英語&日本語) 挑戦の価値
- 1.7 デール・カーネギーの名言⑦(英語&日本語) くよくよする人へ
- 1.8 デール・カーネギーの名言⑧(英語&日本語) どん底を感じる人に
- 1.9 デール・カーネギーの名言⑨(英語&日本語) ビジネスの根底には
- 1.10 デール・カーネギーの名言⑩(英語&日本語) 過去に対して
- 1.11 デール・カーネギーの名言⑪(英語&日本語) 人を動かす極意
- 1.12 デール・カーネギーの名言⑫(英語&日本語) 非難の捉え方
- 1.13 デール・カーネギーの名言⑬(英語&日本語) 悩みの原因
- 1.14 デール・カーネギーの名言⑭(英語&日本語) 習慣について
- 1.15 デール・カーネギーの名言⑮(英語&日本語) 笑顔の価値
- 2 名言のバッグボーンとしてのデール・カーネギーの人生
- 3 デール・カーネギーの有名なエピソード
- 4 デール・カーネギーの名言を心の糧に!
デール・カーネギーの名言①(英語&日本語) レモンをレモネードに
★英語: If destiny gives lemon to me, I’ll do the effort which makes lemonade with that. ( Turning lemon into lemonade )
日本語:運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう。
デール・カーネギーの ベストセラーになった有名著書『道は開ける』のなかで、シアーズ・ローバック社長、ジュリアス・ローゼンウォルドの言葉として、「レモンを手に入れたらレモネードを作れ。すっぱいからといって捨ててしまうな」 が紹介されています。
英語の「lemon」には、果物のレモンの意味にプラスして、欠陥、不完全であるという意味もあります。
もしも運命が、酸っぱいレモンを与えたら、その困難辛苦を魂の糧とて、未来に向けて、甘くおいしいレモネードを創りなさいという名言は、現実の中でもがき苦しんでいる人への励ましとともに、に立ち上がってゆくための力強い導きとなるでしょう。
デール・カーネギーの名言➁(英語&日本語) 議論について
★英語: The only way to get the best of an argument is to avoid it.
日本語:議論から最大の利益を得る唯一の方法は、議論を避けることである。
無駄な議論は時間の浪費でしかありません。有意義な議論を心掛け、無駄な議論に時間を費やすよりも素早く行動して結果を分析し、改善して再び行動した方が利益につながります。
デール・カーネギーの名言③(英語&日本語) 愚者の特徴
★ 英語:Any fool can criticize, condemn and complain – and most fools do.
日本語:どんな愚者でも批判し、非難し、文句を言うことはできる。そして、多くの愚者がそうする。
批判や避難ばかりでは幸せにはなれないし、仕事もすすみません。文句は言うけれども自分は何もしない。何もチャレンジしないのは、愚か者の特徴です。
デール・カーネギーの名言④(英語&日本語) 仕事の仕方
★英語: Do the hard jobs first. The easy jobs will take care of themselves.
日本語:難しい仕事から始めなさい。簡単な仕事は勝手にかたづくでしょう。
普通の人は難しい仕事は後回しにする傾向があります。しかし、難しい仕事にも喜びを持ってチャレンジしてゆくことこそが成功への道です。勇気を持って難しい仕事をこなすことは、その後のチャンスの拡大に直結することが数多くあります。
デール・カーネギーの名言⑤(英語&日本語) 成功するには
★ 英語:People rarely succeed unless they have fun in what they are doing.
日本語:自分のしていることに楽しみを見出すことが出来なければ、めったに成功することはない。
この名言は様々な意味でとらえることができますが、仕事そのものに幸福を見いだすことの重要さを問うているのでしょう。仕事が好きであることが成功への道です。
デール・カーネギーの名言⑥(英語&日本語) 挑戦の価値
★ 英語:Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.
日本語:この世で重要な物事のほとんどは、全く希望がなさそうに見えても挑戦し続けた者たちによって成し遂げられてきた。
挑戦を続けてゆくことは、生半可な精神力ではできないものです。その精神力はどこからくるのでしょうか。そのひとつは「志の高さ」ではないでしょうか。
あるいは、世のため人のためにお役に立ちたいという「愛の強さ」でもあるでしょう。重要なことに挑戦を続けて責任を持って成し遂げてゆき稀なる希望を実現してゆきたいものです。
デール・カーネギーの名言⑦(英語&日本語) くよくよする人へ
★英語: Instead of worrying about what people say of you, why not spend time trying to accomplish something they will admire.
日本語:他人にどう思われているかなどと心配する暇があれば、人々が称賛するものを成し遂げることに時間を使ったほうがいい。
他人からの評価を気にしすぎて、多くの方に自分に賛同する言葉を求めたり、また一日中クヨクヨと考えていたりするのは時間の浪費となります。
それをわかっていても、人間の弱さとして、自分に親しい他人からの慰めの言葉を求めたりもしますが、多少はそれも許されることではあるでしょう。
しかし、時間を有意義に使いたいと思うならば、気持ちを切り変えて、多くの方のために尽くすことへと仕事などの時間を使ってゆくべきです。すると次第に不安な気持ちが薄らいでくるとともに、多くの方から喜ばれる方向へと近未来は開けてきます。
デール・カーネギーの名言⑧(英語&日本語) どん底を感じる人に
★英語: I fell to the bottom, but anyway I endured it. I just go up.
日本語:私は底まで落ちたが、とにかくそれに耐えてきた。これから上へ行くだけだ。
今、底まで落ちている方への心からの励ましの名言でもあります。
実際、ビジネスの失敗や大変なクレームなどによって人生の底を味わった時、デール・カーネギーはこの言葉を口にして冷静に先を考えていたようです。
デール・カーネギーの名言⑨(英語&日本語) ビジネスの根底には
★英語:We care about people who care about us.
日本語:われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。
当たり前と思う人もいるかもしれませんが、逆もまたしかりです。「関心」とは「愛」の別名であり、人々も「自分に関心を寄せた人に関心を寄せる」ようになります。ビジネスやサービスの根底にあるのは、関心であり愛であることを、改めて教えていただきました。
デール・カーネギーの名言⑩(英語&日本語) 過去に対して
★英語: Live today with a break. In the past, it was buried in the graveyard.
日本語:今日一日の区切りで生きよ。過去は墓場に葬れ。
過去はそこから感謝や教訓を得るために存在するといっても過言ではありません。いつまでも過去の出来事にクヨクヨしてしていては素晴らしい未来は開いてはこないのです。今日一日を一生だと思って、懸命に生きることが、大切な「時間」を生かす最良の考え方です。
デール・カーネギーの名言⑪(英語&日本語) 人を動かす極意
★英語:I spend every day while sprinkling the thankful word from deep consideration.
This makes a friend and is a key to move a person.
日本語:深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごす。これが友を作り、人を動かす妙諦である。
★人に好感を持たれたければ、誰に対してもあいさつをすることだ。あいさつほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない。
感謝は、当たり前と思っていることが実は当たり前ではないのだという発見からも生まれてきます。日々に過ごすなかには、家族や友人や仕事仲間などから、つい見過ごしてしまいがちの愛の行為が含まれています。
毎日接する人々に感謝し、それを口に出して言うこと。感謝の思いで「あいさつする」ことから良き人間関係が生まれ人を動かすことが可能となります。商売やビジネス繁栄の鉄則を学ばせていただきました。
デール・カーネギーの名言⑫(英語&日本語) 非難の捉え方
★不当な非難は、しばしば偽装された賛辞であることを忘れてはならない。
避難の声の中には、相手からの嫉妬も交じっています。成功してゆくためには、他人からの嫉妬を乗り越えなければなりません。
デール・カーネギーの名言⑬(英語&日本語) 悩みの原因
★英語:Our fatigue is not the result of work, but is often a result of worries, setbacks, and regrets.
日本語:私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い。
デール・カーネギーの実体験からくる重みのある名言です。ですが、疲労の正体を見破り難局乗り越えることでカーネギーは多くの方のお役に立てる意味での偉人となりました。
私たちも、人間関係の悩みで翻弄されることも多くありますが、まずは、「自分の疲労は仕事で生じたものではない」という言葉を真摯に受け止めて、「今一度、仕事に没頭することで立ち直りのきっかけをつかむ」ことができるのではないでしょうか。
デール・カーネギーの名言⑭(英語&日本語) 習慣について
★英語:Our fatigue is not the result of work, but is often a result of worries, setbacks, and regrets.
日本語:悪い習慣は打破することが出来るし、良い習慣は身につけることが出来る。
習慣の良し悪しがビジネスの成功を決定させる、ひとつの要素となります。最初は非常な努力感を伴うことでも努力を続けることで、良く習慣をつくることができます。成功者とは「習慣」の質を高めることができた人のことでもあります。
デール・カーネギーの名言⑮(英語&日本語) 笑顔の価値
★ 英語:A smiling face doesn’t also need capital at 1 dollar, but the value of 1,000,000 dollars is invented.
日本語:笑顔は1ドルの元手もいらないが、1,000万ドルの価値を生み出す。
笑顔は人生好転のための最大の武器です。笑顔には美しいオーラが出ていると言われています。 成功者となりたいならば、不愛想な顔か笑顔の顔か、毎日チェックして仕事に臨むことが必要です。 また和顔愛語といいますが、笑顔と愛ある言葉で人間関係は好転し、未来への扉が開かれてきます。。
名言のバッグボーンとしてのデール・カーネギーの人生
作家として知られているデール・カーネギーは、スピーチや対人スキルに関する研修講師でした。
自己啓発やセールス、企業トレーニングの分野でも知られています。
アメリカミズーリ州の貧しい農家で育ち、大学卒業後は通信教材のセールスをしていました。
ビジネスを続けているうちに彼は、役者になるという夢を持つようになります。
・・役者を目指すが挫折を味わう
彼の努力は残念ながら叶うことはなく、役者という夢は夢に終わります。
ところが、職を転々としていた彼は、スピーチ講座の講師という職業と出会います。これが彼にとって天職となり、後の人生に大きく影響を与えることとなります。
・・初めての講座を成功させて後にベストセラー作家に
彼の記念すべき1回目の講座のテーマは、何が人を怒らせるかについてでした。
このテーマで受講生にスピーチさせると、受講生たちが話すにつれて不安や緊張がなくなるのを見つけたのです。そこから独自に研究を重ねて、スピーチの分野で有名になります。
こうした経験を積み重ねて、人を動かすという本を出し世界的にヒットしたのでした。
・・自己啓発業界の偉人と化す
彼の代表作である人を動かすは、ビジネス上の課題を解決することを目的とした本です。
ビジネス以外にも人生の課題への答えが見つかる自己啓発書として、現代でも読み継がれています。
自己啓発に関する勉強をしたりセミナーなどに参加すると、彼の名前が出てくるでしょう。作家や講師など複数の肩書を持つ彼ですが、自己啓発の伝道師と言って良いでしょう。
デール・カーネギーの有名なエピソード
自己啓発の偉人であるデール・カーネギーにまつわる、有名なエピソードをいくつかピックアップして紹介します。
偉人と言われている彼の人生は平坦ではなく、波乱万丈だったようです。
・・実家の農家は貧しくて大変だった
農家の次男として生まれた彼は、なんとか大学には通っていました。
しかし朝の4時に起きて牛の乳しぼりを手伝ってから通学していたようで、裕福とは程遠い環境で生活していたようです。
成功に至るまでの道のりは、険しいものだったようです。
・・スピーチ講師としても大変だった
受講生からの評判は、実は最初はあまり良くなかったのです。
講義が魅力的ではないとのことから、受講生たちが飽きてしまったようです。
しかし自分が怒るのはどういったときかという質問を受講生たちに投げかけたことで、人間心理の一端を発見したのです。
・・研究では一般人に注目していた
お金持ちに注目して成功例を学ぶ、というスタイルもあります。
しかし彼はお金持ちよりも一般人に注目して、人々が持つ可能性を引き出す方法を考えています。
着眼する対象についても、彼は他の人とは違っていたのかもしれません。
・・日本人に対して親近感を持っていた
デール・カーネギーは1932年に初来日を果たし、日本人のもてなしを受けます。
その際の日本人の礼儀正しさに驚き、感動を覚えたというエピソードが残っています。
礼儀という面ではアメリカ人は日本人に学ぶ部分がある、という言葉も残されています。
デール・カーネギーの名言を心の糧に!
『運命がレモンを与えたら、それでレモネードを作れ』に代表されるデール・カーネギーの名言の数々は、彼の波乱に満ちた人生の中で誕生したものです。
現代では偉人として名前を残しているのですが、その影に潜んでいる苦労に注目すると彼の言葉の重みが理解できるかもしれません。
ビジネスだけではなく人生において何かしらの迷いや悩みがある場合、記事の中で紹介した名言やエピソードを思い出すとよいでしょう。
悩んでいる時間が無駄に感じるのであれば、とにかく行動に移してみてください。