元気が出るバラの花言葉

バラの花言葉は、色、そして本数によっても違う!?

■花によって違う花言葉

花言葉はいつ始まったか、という明確な起源については諸説あります。

イギリスにおいて始まったという説もあれば、フランスにおいて始まったという説もあり、提唱者によって起源はまちまちなのです。

とはいえ、花言葉の文化が広まっていったのは19世紀のフランスというのは確実といえるでしょう。

その時代から園芸文化が貴族の間で大流行するようになると、貴族たちは思い思いに花を愛するようになりました。

そして、ただ愛でているだけでなく、花の個性に合わせた言葉を付けなければいけないと思うようになったのです。

そうして世界に広まっていった花言葉の文化は日本にも定着しています。

花言葉の代表として挙げられるのは、バラの「愛」でしょう。

花言葉について詳しくない人でも、これをもとに恋人にはバラを贈るというくらいです。

もっとも、これは赤いバラに限る花言葉です。

実はバラは色や種類、そして本数によって花言葉が違うのです。

間違った知識をもとにバラをプレゼントして、相手にひんしゅくを買わないようにここでしっかりとした知識を覚えておきましょう。

■なぜ赤いバラの花言葉は「愛」?

バラの花言葉が「愛」であることは誰もが知っているでしょうが、この由来について詳しい人はなかなかいないのではないでしょうか?

バラが愛を象徴するようになったのは、古代ギリシャにまでさかのぼります。

古代ギリシャにおいてはたくさんの神々が崇拝されていました。

その中に至高の神であるヘルメス神を除いては、高くそびえるのがゼウスなのですが、このゼウスが太洋の神であるディオネと協力して生み出したのが女神アフロディテともされています。(本当は、ヘルメス神の愛する奥様がアフロディーテなのですが、これもひとつの象徴でしょう)

アフロディテはその心の美しさ、容姿の美しさから、愛と美をつかさどる神として、たいへん多くの神から愛されました。この地上への女神の降臨を祝福し、ほかの神々たちはバラを贈りました。

これによって赤いバラの花言葉は、「愛」とされているのです。

■黄色いバラを贈る際は注意!?

バラの色として赤のほかに思い浮かぶのは黄色でしょう。

もっとも、黄色いバラには「嫉妬」や「薄れゆく愛」という花言葉を持っているのです。

その由来は詳細にはわかっていませんが、黄色は赤に比べて薄い色彩といえます。

そこから赤いバラを送ってくれない人に対して軽蔑の意味を込めて、こういった花言葉を付けたのかもしれません。

ただ、日本において黄色いバラは決して悪いものではありません。

というのも、父の日には黄色いバラを贈る習慣があるからです。

元はといえば父の日を発案した人が、父に対してバラを贈っていたことからこうした習慣が広まっていきました。

普段から家族のために働いてくれるお父さんに対して、感謝の意味を込めて黄色いバラを贈るとよいでしょう。

■青いバラは「不可能」だったけれど……

花言葉は実在する花だけに付けられるわけではありません。

本当は咲くはずはないけれど、言葉上では存在する花にも花言葉は付けられています。

その一つが青いバラです。

バラは赤い花びらや白い花びらを付けることはありますが、青い花びらを付けることはできません。

よって、人々は青いバラに対して「不可能」という花言葉を付けていました。

とはいえ、現在では青いバラは実現しています。

2004年に日本のサントリーフラワーズが、オーストラリアの研究所と共同で研究を行った末に、とうとう青い花びらが生まれたのです。

この結果、花言葉も「夢かなう」や「希望」に変わっていきました。

現在では青いバラは高価ながら市場にも出回っていますので、夢を叶えようと努力している人に青いバラは最適な贈り物といえます。

■白いバラの花言葉はなぜ「尊敬」?

続いて紹介するのは白いバラです。

情熱的な赤いバラに対して、清楚なイメージがある白いバラですが、花言葉は「尊敬」とされています。

なぜこうした花言葉が付けられるようになったのでしょうか?

それはヒンドゥー教を参照しなければいけません。

ヒンドゥー教においては3つの神が崇拝されています。

その内の二神であるヴィシュヌとブラフマーは、あるときこの世で美しいものは何か、ということで議論を交わしていました。

ブラフマーはハスから生まれた神であるだけに、ハスが一番美しいと主張します。

それに対しヴィシュヌはバラこそが一番美しいと主張して譲りません。

一触即発の雰囲気になった二神は、お互いの主張するものを見てから決めよう、ということで決着をつけることにしました。

そしてヴィシュヌの神殿に訪れたブラフマーは、そこで白いバラが植えられているのを見つけます。

しばらくその前でバラを眺めていると、なんとつぼみの中からラクシュミーという美しい女神が現れました。

これだけ美しいものを生み出せる花には、たとえハスであろうと叶いません。

よってブラフマーは負けを認め、以降ヴィシュヌに対して深い尊敬を寄せるようになったのです。

■バラは本数でも花言葉が違う!?

皆さんはバラを恋人にプレゼントするとき、何本買うでしょうか?

シンプルに1本で済ますという人もいれば、多ければ多いほどよい、という人もいるでしょう。 もっとも、本数によってバラはネガティブな意味を持ちかねません。

バラの花言葉に詳しい人が貰い手になると、機嫌を損ねてしまいかねませんので本数は注意して選ぶようにしましょう。

まず1本のバラは「一目ぼれ」という花言葉が付けられています。

しばしば男性が女性を口説く際に1本のバラを渡すシーンがドラマなどで描かれていますが、ああした事例を踏まえるとうってつけの言葉といえるでしょう。

また、本数によっては確かな由来が定まっているものもあります。

プロポーズの際に12本のバラを贈ることは、古くからヨーロッパにおいて定番といえることでした。

なぜ12本かといえば、一本一本のバラに結婚相手に抱く感情としてふさわしい意味が込められるからです。

今でもヨーロッパではこうした習慣が維持されていますが、最近では日本でも男性が女性に対して12本のバラを贈るという習慣が根付きつつあります。

■このバラの本数は注意!

ここまでポジティブなイメージが含まれているバラの本数を紹介してきました。

一方で、ネガティブなイメージになってしまうバラの本数にはどのようなものがあるのでしょうか?

まず挙げられるのは13本で、花言葉は「永遠の友情」です。

それ自体にネガティブなイメージは込められていませんが、もし恋人に13本のバラを贈られたら、あなたはどう思うでしょうか?

きっと、私とは友情どまりなのかな、と懐疑心を抱いてしまうでしょう。

余計な誤解を与えないためにも、バラの本数に関しては細心の注意を払っておきたいところです。

むろん、普段からお世話になっている友人に対して13本のバラを贈ることは問題ありません。

また、バラにまつわる有名なエピソードの一つとして、読売ジャイアンツの元監督である長嶋茂雄さんによるものが挙げられます。

長嶋監督はジャイアンツの監督に就任する際に、初仕事として槇原投手の慰留交渉を任されました。

槇原投手は移籍するかどうか迷っていたのですが、長嶋監督に自分の背番号と同じ本数である17本のバラを贈られて、残留を決心したといいます。

ただ17本のバラの花言葉は「絶望的な愛」なので、必ずしもよいイメージとはいえません。

もっとも、長嶋監督が本当に送ったバラの本数は20本という説もあります。

こちらの花言葉は「真心あるのみ」ですので、長嶋監督は花言葉に詳しい人だったのかもしれません。

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