観葉植物の置き場所は、植物の成長に大きな影響を与えるため、正しい選び方が大切です。この記事では、観葉植物を育てるのにピッタリで、風水もインテリアも良好な置き場所の選び方やおすすめ植物を、初心者向けにご案内します。
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◍観葉植物の育て方案内・基本 |モンステラ・ユッカ・ガジュマル・サンスベリア・ドラセナ・エバーフレッシュ・パキラ
観葉植物の置き場所に関する基本的な考え方
観葉植物を元気に育てるためには、水やりと並んで「置き場所選び」がとても重要です。ここでは、置き場所選びについての基本的な考え方を3つ解説します。
観葉植物の置き場所を選ぶための重要要素は「光」
観葉植物の置き場所を選ぶうえで最も重要な要素が「光」です。植物は光を使って光合成を行い、生長や健康を保ちます。そのため、適切な明るさのある場所に置くことで元気に育ちます。ただし、明るい場所を好む一方で、半日陰でも育ちやすいものまで、観葉植物によって必要な光の量は異なります。
いずれにしても、明るすぎる直射日光は葉焼けの原因になるので、基本的には、「レースカーテン越しの光」や「半日陰」「やわらかい日差しが入る窓辺」が、観葉植物を置くのに適した場所になります。
置き場所の理想は「光・風通し・温度・湿度」のバランス
観葉植物を長く健康に保つためには、「光」が重要ですが、、風通し・温度・湿度のバランスが整っていることも大切な要素です。これらの環境要素が偏ると、植物が弱ったり病害虫が発生したりする原因になります。
置き場所に必要な4つの環境要素とそのポイント
要素 | 理想の状態 | 注意点 |
---|---|---|
光 | 明るい日陰〜やわらかい自然光 | 直射日光は葉焼けの原因に。日照不足もNG |
風通し | 空気がこもらない、定期的に換気がある | 無風・密閉空間だとカビや害虫が発生しやすい |
温度 | 15〜25℃の範囲が快適 | エアコンの風直撃、窓際の温度差に注意 |
湿度 | 適度な湿気(50〜60%前後) | 乾燥しすぎは葉がカリカリに、湿気すぎもNG |
光・風通し・温度・湿度のバランスを考慮する例
- 窓際×レースカーテン越しは、光・通気・温度が保ちやすく理想的な環境です。
- 暗い場所では、必要に応じて、照明(植物育成ライト)を使って補うのも効果的です。
- 風通しが悪い部屋では、扇風機や換気で空気を循環させます。
- 冬の夜間の窓際は冷気で急激に温度が下がるため、植物を室内中央に移動させるのがベターです。
このように、植物の種類に合った「光」や、「風通し・温度・湿度」も考慮することで、観葉植物が健やかに育つ置き場所をつくることができます。
運気アップ!風水の考え方も置く場所の参考に
風水では観葉植物は「気の流れを整え、運気を上げるアイテム」として非常に注目されています。
風水では、丸い葉の植物は「調和と癒し」を、上に伸びる植物は「成長や発展」を意味する。置き場所としては、玄関(気の入口)やリビング(気の巡りの中心)などが特にふさわしいと考えらています。もちろん、寝室などの配置にも風水効果が期待されています。(詳しくは『観葉植物の置き場所と風水』の項目を参照ください)
運気別おすすめ植物 | 意味 | 適した場所 |
---|---|---|
パキラ | 金運・仕事運 | リビング・オフィス |
ガジュマル | 幸福・家庭円満 | 玄関・寝室 |
モンステラ | 愛情・癒し | リビング・南の方角 |
リビングや玄関など部屋別の観葉植物置き場所アイデア
ここでは、リビング・玄関・寝室・キッチン・ベランダなど、場所別に最適な観葉植物と置き方の工夫をご紹介します。
リビング:存在感と癒しを両立する中~大型植物を
「リビング」は最もバランスのとれた置き場所であり、多くの観葉植物にとって理想的な場所です。。
リビングは家族が集まる空間であり、広さや日当たりも比較的恵まれているため、観葉植物を置くには最適な空間です。広さがある場合は、中〜大型の観葉植物で存在感を出すのがおすすめです。テレビ横、ソファ横、窓際など、視線が集まりやすい場所に配置すると、お部屋のインテリア性もグンとアップします。
特に、パキラやモンステラ、ウンベラータは人気が高く、インテリア性と育てやすさを兼ね備えています。
おすすめ植物 | 特徴 | 置き方のポイント |
---|---|---|
パキラ | 幹が特徴的で成長が早く丈夫。風水でも人気 | 明るい窓辺やリビングの角・TV横に配置 |
モンステラ | 葉の形が特徴的、トロピカルで存在感大 | 窓際や、ソファ横など広いスペースに |
ウンベラータ | ハート形の葉が魅力。葉全体の広がりもとても美しい | 大きめの鉢で床置き。高さを活かす |
玄関:光の有無で選ぶ植物と省スペース向けの工夫
玄関は家の「気」の入口とされ、風水的にも重要な場所です。清潔感とグリーンを取り入れることで、運気の流れを整える効果が期待できます。
狭い空間では、スリムな形状の植物やコンパクトサイズを選ぶのがコツです。光があまり入りにくい場所では、サンスベリアやザミオクルカスなどの耐陰性のある品種を選ぶことが大切です。
植物名 | 特徴 | 適した玄関タイプ |
---|---|---|
ガジュマル | 幸福を呼ぶ精霊が宿るとされる | 北・東向きの玄関 |
サンスベリア | 空気浄化力が高く縦長 | 狭い玄関・省スペース |
ザミオクルカス | 耐陰性・金運アップ効果 | 日当たりの少ない玄関 |
寝室・ワークスペース:空気清浄と落ち着き重視の選び方
寝室や仕事部屋には、視覚的に落ち着ける観葉植物や、空気を清浄化が期待できる植物が向いています。ストレス軽減や集中力アップにつながるには、派手すぎず、ゆったりしたフォルムの植物が特におすすめです。
植物名 | 特徴 | 配置ポイント |
---|---|---|
サンスベリア | 夜間にも酸素を放出 | 枕元・寝室の棚上 |
アグラオネマ | 音や空気を吸収・落ち着いた雰囲気 | 書斎デスク横 |
ポトス | 育てやすく吊るして使える | 窓際・ハンギングで目線上 |
キッチン・トイレ・浴室:湿気に強く管理が簡単な植物を
水回りは湿度が高いため、湿度に強い植物を選ぶのがポイントです。また、温度変化もあるため、丈夫で手入れが簡単、吊り下げタイプや壁に取り付けられるタイプの観葉植物も向いています。
植物名 | 特徴 | 適した空間 |
---|---|---|
アイビー | 湿気に強く吊るして楽しめる | 浴室・トイレの壁面 |
ポトス | 耐湿性・耐陰性に優れる | キッチン・洗面所 |
シダ類 | 湿度を好み、見た目も爽やか | トイレ・浴室の隅 |
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ベランダ・屋外スペース:直射日光と風への耐性がカギ
ベランダや屋外は日光や風の影響が強いため、直射日光や風に強い強健な植物を選びましょう。また、重さのある鉢やキャスター付きプランターを使うことで、天候に応じて移動がしやすく便利です。
植物名 | 特徴 | 活用ポイント |
---|---|---|
ユッカ | 日光に強く屋外向き | ベランダの日当たり良好な場所 |
アロエベラ | 多肉で乾燥に強い | 風の当たりすぎに注意 |
オリーブの木 | インテリア性と耐候性を兼ね備える | 広めの屋外スペースに最適 |
観葉植物の部屋ごとの置き場所と環境バランスの比較表
以下は、住まいの各スペースごとに「光・風通し・温度・湿度」の環境バランスがどうなっているかを比較した表です。それぞれの場所に観葉植物を置く際のメリット・注意点もまとめています。
スペース | 光の条件 | 風通し | 温度 | 湿度 | 向いている植物例 | 注意点 |
---|---|---|---|---|---|---|
リビング | ◎ 窓があれば明るい | ◎ 換気しやすい | ◎ 空調管理が可能 | ○ やや乾燥気味 | パキラ、ウンベラータ、モンステラ | エアコンの風が直接当たらないように配置 |
玄関 | △ 日当たり少なめ | △ 閉め切ること多い | ○ 外気の影響あり | ○ 普通〜やや乾燥 | ガジュマル、カポック、ポトス | 玄関ドアの開閉で寒暖差・乾燥に注意 |
寝室 | ○ 明るさは場所次第 | ○ 換気で調整可能 | ◎ 一定に保たれやすい | ○〜◎ 加湿器で調整可能 | サンスベリア、ポトス、アグラオネマ | 夜間の冷気・加湿器との距離に注意 |
キッチン | △ 光は少なめ | ○ 換気扇で通気あり | ○ 火元で温度上昇あり | ◎ 湿度は比較的高い | シダ類、ポトス、アスプレニウム | 油汚れ・熱・直射水しぶきに注意 |
トイレ | △ 間接光が多い | △ 狭くて無風が多い | ◎ 安定している | ◎ 湿度は高め | アグラオネマ、シダ類、テーブルヤシ | カビ防止のため、週に一度は換気を |
浴室(窓あり) | ○ 間接光が入る | ○ 換気扇使用可 | ◎ 暖かく保たれやすい | ◎ 湿度がとても高い | シダ類、フィットニア | 入浴時の蒸気や水滴に当てすぎないよう注意 |
ベランダ | ◎ 日当たり良好 | ◎ 自然な風通し | △ 気温変化が大きい | ○ 通常は乾燥しがち | オリーブ、ゴムの木、ユッカ | 直射日光・風が強い日は室内に避難させる |
この比較を参考に、スペースごとに「どんな植物が向いているか」+「注意点」を押さえながら配置を考えると、植物も長く健康に育ちます。
人気・おすすめ観葉植物の品種と種類
ここでは、特に人気の高い品種を中心にご紹介します。植物選びに迷っている方は、置き場所との相性も参考にしながら選んでみてください。
パキラ・カポック・ガジュマルの特徴と置き場所
品種 | 特徴 | 適した場所 | 難易度 |
---|---|---|---|
パキラ | 幹が太く力強い印象。風水で金運アップの象徴 | リビング・玄関 | (初心者向け) |
カポック(シェフレラ) | 丸い葉がかわいく、耐陰性もある | リビング・寝室・廊下 | (初心者向け) |
ガジュマル | 幹がユニークで精霊が宿るとされる人気種 | 玄関・デスク上 | (初心者向け) |
モンステラ・サンスベリア・ポトスの選び方
品種 | 特徴 | 適した場所 | 難易度 |
---|---|---|---|
モンステラ | 大きな切れ込み葉が印象的。存在感抜群 | リビング・広めの玄関 | (中級者向け) |
サンスベリア | 空気清浄力が高く、乾燥や日陰にも強い | 寝室・玄関・トイレ | (初心者向け) |
ポトス | 垂れる性質で吊るしても楽しめる。繁殖も簡単 | キッチン・書斎・トイレ | (初心者向け) |
大型種類のポイントとスペース提案
フィカス系(ウンベラータなど)の大型種は、リビングやオフィスなど広めの空間におすすめです。光と風通しを確保できる場所での設置が前提です。また、胡蝶蘭は高級感があり、開業祝いや贈り物としても人気です
品種 | 特徴 | 向いているスペース |
---|---|---|
胡蝶蘭 | 花が美しく華やか。繊細で温度管理が必要 | 玄関・応接スペース |
フィカス・ウンベラータ | ハート形の大きな葉で人気上昇中 | 広いリビング・オフィス |
※胡蝶蘭は、一般的に観葉植物としても扱われることがありますが、胡蝶蘭の最も大きな魅力はその豪華で美しい花であり、一般的な「葉を観賞する」ことを主目的とする観葉植物とは少し性質が異なります
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人気の陰性植物・日陰に強い品種とは
「明るい日陰」や光が入りにくい部屋でも育てやすい観葉植物があります。北向きの部屋やトイレ、廊下などにも適しており、インテリア性も高いのも特徴です。
品種 | 特徴 | 日陰耐性 | 向いている場所 |
---|---|---|---|
アグラオネマ | 落ち着いた葉色でシックな印象 | 高 | 書斎・寝室 |
ザミオクルカス | 丈夫で暗い場所でも成長可能 | 高 | 廊下・玄関 |
テーブルヤシ | 柔らかな葉と優しい印象 | 中 | キッチン・日陰の部屋 |
コンパクトサイズから大型までサイズ別紹介
観葉植物はサイズによって設置場所や印象が大きく変わります。部屋に合ったサイズ選びの参考にしてください。
・「サイズ」は観葉植物の高さを指しています。主に鉢を含めた全体の高さが目安になります。
・以下のおすすめ品種にも、様々な大きさがあります。
サイズ | おすすめ品種 | 向いている空間 | 特徴 |
---|---|---|---|
小型(〜30cm) | ポトス・ガジュマル・テーブルヤシ | 棚の上やデスク、トイレなど狭いスペースにも置けるサイズ。 | 手軽で置きやすい |
中型(30〜100cm) | パキラ・サンスベリア・カポック | リビングや玄関など。 | 存在感あり、インテリア性も高い。 |
大型(100cm〜) | モンステラ・ウンベラータ・ユッカ | 広い部屋や吹き抜け空間などに。オフィスにも。 | 圧倒的なボリューム感がある。 |
植物の横幅(ボリューム)も場合によって考慮が必要ですが、基本的には高さを基準としたサイズ感で選ぶのが一般的です。置くスペースの広さや天井高、視線の位置に合わせて適切な植物サイズを選ぶことができます。
観葉植物を置く際のインテリアデザイン&おしゃれアイテム
観葉植物をより魅力的に配置するためには、「どこに置くか」だけでなく「どう置くか」も重要なポイントです。ここでは、インテリア全体の魅力が格段にアップするための、空間をおしゃれに演出する配置のアイデアと、便利なインテリアアイテムをご紹介します。
観葉植物を効果的に配置する基本
室内で観葉植物を魅力的に飾るためには、「高さ」「視線の動線」「スペースの広さ」「人の動線」を意識することが重要ポイントです。
高さを意識した立体的な配置:
床置きだけでなく、スタンドや棚を活用して高さを出すことで、空間に奥行きが生まれます。目線の上にグリーンを取り入れるには、①窓際にスタンドを設置して植物を高く見せることや、➁ハンギングなども効果的です。
視線の動きを意識した配置:
➀家族が集まるリビングの角や、➁人がよく通る場所など、自然と視線が集まる場所にシンボルツリーとなる大きめの植物を置きます。存在感があり、癒し効果も日常的に感じられます。
スペースと動線を考慮した配置:
植物のサイズと将来的な成長も見越して、通行の邪魔にならないように設置します。
➀背の高い植物は床置き、➁横に広がるタイプはカウンターや窓際の棚などに、特性に合わせて選びます。③植木鉢の直径と置き場所の幅を事前に把握しておきます。
空間を有効活用するアイデア例【場所別】
限られたスペースでも、工夫次第でグリーンを取り入れることができます。空間を有効活用する、観葉植物の配置場所とおすすめの植物の一覧表です。
配置場所 | おすすめの植物 | サイズ | 特徴 |
トイレ・洗面所 | ポトス、アイビー | 小型 | 壁面ラックや吊るし棚を活用して飾るのに適しています。 |
キッチンカウンター | ハーブ系観葉植物 | 小型ポット | 窓際に置くと、明るい日差しを受けて育ちやすいです。 |
デスク横 | ガジュマル、テーブルヤシ | 小型 | 卓上スタンドと合わせて配置するのに適しています。 |
テレビ横 | モンステラ、パキラ | 中型 | 視線の高さに合うサイズで、バランスよく配置することで空間に落ち着きを与えます。 |
部屋の角 | フィカス、ユッカ | 大型 | 背の高い植物で縦のラインを強調し、部屋に奥行き感を演出します。 |
棚の上 | サンスベリア、ポトス | 小型~中型 | 視界に入りやすい高さに飾り、空間のアクセントになります。 |
置き場所を格上げするおしゃれアイテム
観葉植物を引き立て、空間のアクセントとなる人気のアイテムをご紹介します。
高さを演出するアイテム:
植物スタンド: スタイリッシュに高さを出し、中型観葉植物をリビングや玄関の主役にします。
スツール: 家にある家具で代用可能です。木製ならナチュラルな雰囲気になります。
吊り下げて楽しむアイテム:
吊り下げフック: 天井から吊るし、ポトスやアイビーなどのつる性植物で浮遊感を楽しみます。
壁面ハンギング: 賃貸でも使いやすい粘着式タイプもあります。エアプランツなどの軽量植物に適しています。
高さ調整可能フレーム: 日当たりに合わせて吊るす高さを変えられる便利なアイテムです。
移動を楽にするアイテム:
キャスター付き台座: 大型植物の移動が簡単になり、掃除も楽になります。窓際など広い空間に使います。
インテリアに調和する植木鉢とカバー
鉢のデザインも大切なポイントです。お部屋の印象も大きく左右します。
素材で選ぶ:
- 陶器製: 重厚感と高級感があり、モダンや北欧風のインテリアにピッタリです。
- プラスチック製: 軽くて扱いやすく、ナチュラルやカジュアルな雰囲気になります。
- バスケットカバー: 通気性があり、リネン素材などがボタニカルやリゾート風のインテリアとして人気です。
色やデザインで選ぶ:
周囲の家具や壁の色と合わせることで、空間に統一感が生まれます。
観葉植物を元気に育てるポイント~理想的な置き場所でなくても諦めない!
観葉植物を置きたいけれど、環境が心配ですか? 大丈夫です。もちろん、理想的な置き場所がベストですが、そうでない場所でも、育て方のポイントを押さえれば元気に育ちます。ここでは、観葉植物を育てるための工夫をご紹介します。
初心者向け~観葉植物の育て方の基本
初心者にありがちな失敗には「水のやりすぎ」や「日光不足」があります。以下のポイントを押さえ、大切な観葉植物を健やかに育てましょう。
水やりの基本と注意点
- 与え方: 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。表面だけ濡らすのはNGです。
- 受け皿: 溜まった水は必ず捨て、根腐れを防ぎます。
- 頻度: 土の表面が乾いてから、さらに数日経ってから水を与えるのが基本です。
- 水のやりすぎサイン: 葉が黄色や黒に変色する、ぐったりと垂れ下がる、土が常に湿っているなどが見られます。
水やりの頻度は、土の乾き具合・季節・植物の種類によって変わります。以下の目安を参考にしましょう。
季節 | 水やりの頻度 | ワンポイント |
---|---|---|
春〜夏(成長期) | 週1〜2回(表面が乾いたら) | たっぷり与え、受け皿に水が残らないように |
秋〜冬(休眠期) | 10日に1回程度(乾燥を確認) | 根腐れに注意して控えめに |
日光の重要性と対策
- 理想: ほとんどの観葉植物は強い直射日光を嫌います。明るい日陰やレースカーテン越しの光が最適です。
- 日光不足サイン: 葉の色が悪くなる、茎が細長く伸びる(徒長)、生育が停滞するなどが見られます。
日々の観察と手入れ
- 葉の観察: 黄変、黒ずみ、しおれなど、葉の変化は植物からの重要なサインです。水やりや日光の過不足だけでなく、病害虫の可能性も考慮しましょう。
- 葉の清掃: 定期的に葉のホコリを拭き取ることで、光合成を助け、病害虫の予防にもつながります。
- 植え替え:根詰まりや生育に合わせて、1〜2年を目安に植え替えを行います。鉢底から根が出ている、水を与えてもすぐに乾くなどがサインです。
日光不足・日陰で元気に育てるコツ
ほとんどの観葉植物は強い直射日光が苦手。最適なのは明るい日陰やレースカーテン越しですが、そうでない場合の対策例を以下に示します。
日当たりが悪い部屋や日光不足の際の対策
ワンポイント:葉の色が薄くなったり、伸びすぎる(徒長)場合は、光が足りていないサインです。
環境 | 対応策 | 適した植物 |
---|---|---|
日当たりが悪い部屋 | 日陰に強い植物を選ぶ/自然光が不足する場合は、植物育成用ライトの利用も検討 | ポトス・ザミオクルカス |
日照不足が気になる | 週1〜2回、明るい場所に移動させる。ただし、急な直射日光は葉焼けの原因となるため、徐々に慣らすことが大切です。 | サンスベリア・アグラオネマ |
設置や移動に便利なキャスターを利用
大型植物は重くて移動が大変ですが、キャスター付きスタンドを使えば、日光に合わせた移動や掃除がラクになります。
アイテム | メリット | 活用シーン |
---|---|---|
キャスター付き台 | 移動が簡単、掃除の負担軽減 | リビングの窓際・ベランダ前 |
回転式台座 | 向きを変えやすく均等に日光を当てられる | モンステラ・パキラなど大型種に |
風通しと湿度を意識した対策
風通しの悪い場所では、土壌の乾燥が遅れ、過剰な湿気が根を傷つけ、根腐れを引き起こすことがあります。また、葉や茎に湿気がこもりやすい状態でも、カビの繁殖を促し、病気の原因となることもあります。対策は次の通りです。
- 水やり後は、鉢皿に溜まった水をこまめに捨てるなど、湿気がこもらないようにします。
- サーキュレーターや扇風機などを活用して、室内の空気を循環させるのも有効な対策です。
- 梅雨時期や、エアコン使用で空気が滞りがちな夏場、冬場などは、意識的に風通しに気を付けましょう。
- 植物同士の間隔を適度に空けることも、風通しを良くするために重要です。
- 葉が密集している場合は、剪定によって風通しを改善することも検討しましょう。
場所 | 注意点 | おすすめ対策 |
---|---|---|
窓のないトイレや脱衣所 | 湿気がこもりやすい | 扇風機や換気扇で空気を循環させる |
クローゼット近く | 通気不足でカビが出やすい | 日中は扉を開けて換気を促す |
風水・開運の観点から見る観葉植物の置き場所
観葉植物は「生きた気(エネルギー)」を持ち、風水では運気アップが期待されるアイテムとしても非常に重視されています。風水では、植物の形や葉の向き、配置する方角によって、金運・健康運・人間関係などの運気に影響を与えると考えられています。ここでは、風水的なポイントを解説します。
観葉植物の特徴からみる風水の考え方
観葉植物の特徴(全体や葉の形)によって、風水で期待される運気アップの種類が異なります。メインの関係は以下の通りです。
観葉植物の特徴 | 運気タイプ | 置き場所のおすすめ |
---|---|---|
丸みのある葉・明るい色合い | 金運アップ | 玄関・リビング |
上向きに伸びる葉 | 健康運アップ | 寝室・浴室前 |
ハート型の葉・柔らかい印象 | 対人運アップ | ダイニング・キッチン |
金運・健康運アップにおすすめの種類
植物名 | 効果・意味 | 置き場所のおすすめ |
---|---|---|
ガジュマル | 精霊が宿る木。金運や人間関係運 | 玄関・窓際 |
パキラ | 商売繁盛、財運を呼ぶ | リビング・仕事部屋 |
サンスベリア | 邪気払い・健康運アップ | 寝室・廊下 |
部屋ごとに開運効果を高める方法
部屋 | おすすめ植物 | 理由とポイント |
---|---|---|
リビング | モンステラ・パキラ | 家族運や調和を促す。角に配置して気の流れを整える |
寝室 | サンスベリア・アグラオネマ | 空気清浄とリラックス効果で安眠促進 |
玄関 | ガジュマル・ドラセナ | 良い気を呼び込み、邪気をブロック |
方角別の置き場所ポイント
参考までに、風水の方角別の主な意味について掲載します。ただし、風水は、自然環境との調和や気の流れを整えるための知恵に基づいたものであり、より心地よい空間づくりを示唆しています。あまりこだわりすぎず、参考程度に留めておくと良いでしょう。(注:伝統的な風水は、陰陽五行説や巒頭(ろんとう)、理気(りき)といった独自の理論にも基づいています。)
方角 | 強化される主な運気 | 置き方のコツ |
---|---|---|
東 | 健康・成長運 | 明るい葉の植物で、朝日が入る位置が理想。 |
南 | 美容・人気運 | 火の気を持つため、尖った葉の植物が吉。 |
西 | 金運 | 丸い葉や黄色系の鉢カバーを使うと良い。 |
北 | 信頼・仕事運 | 落ち着いた色の鉢と縦長の植物が合う。 |
風水とインテリアの融合:美しさが運気を呼び込む空間へ
洗練されたインテリアデザインは、単に見た目を美しくするだけでなく、実は風水の効果を高め、住まう人の運気を向上させる力も秘めています。
おしゃれな空間づくりと風水の知恵を組み合わせて、心地よさと幸運が共存する理想の空間を、観葉植物を使って創り上げましょう。
調和の取れた配置が生む好運:
インテリアの基本である、整頓された空間、スムーズな動線、バランスの取れた家具の配置などは、風水における「気の流れ」をスムーズにし、良い運気を呼び込みます。
ポイントは、①お部屋にピッタリの観葉植物を選び、➁インテリアに映える部屋内配置を行い、③おしゃれな鉢と組み合わせること。そうすることで、視覚的な美しさと植物が持つ風水効果を同時に高めることができます。
鉢の素材と色の持つ風水効果も:
自然素材を取り入れた温かみのある空間や、各方角に調和する色を取り入れた、鉢のデザインは、風水の五行説に基づいた運気アップにも繋がります。おしゃれな色や素材選びを、風水の視点も加えることで、より心地よく、運気の良い空間が生まれます。
おすすめの観葉植物通販│どんな置き場所にもベストマッチする植物探し!
観葉植物を購入する際の人気の通販サイトの情報と、通販で購入する際の注意点をご紹介します。自分の空間にぴったりのグリーンを見つける参考にしてください。
おすすめ通販ショップ
AND PLANTS:
専門の目で一つひとつ丁寧に選ばれた、状態の良い健康的な植物が届けられます。また、パーソナル診断で自分にぴったりの植物が見つけられるのも魅力。おしゃれな鉢カバーが標準装備です。
HitoHana:
圧倒的な種類、鮮度の高い高品質な植物がラインナップされています。また、配送前に実物の写真を確認できるため、安心して購入できます。おしゃれなデザインと豊富なカスタマイズオプションも魅力です。
ハナプライム:
リーズナブルな価格でありながら、見栄えの良い高品質な植物が提供されています。また、メッセージカードなどの、ギフトにも最適なオプションが充実しています。
通販で失敗しない観葉植物の選び方
観葉植物をオンラインで購入する際、実店舗に比べて種類が豊富で、様々なサイズから選べるという大きなメリットがあります。しかし、後悔しない購入のためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 置く場所の採寸: 実際に植物を置く予定のスペースの高さ、幅、奥行きを事前に測定しておきましょう。
- 植物のサイズ: 記載されている植物の高さや鉢の直径を確認します。大まかな成長後のサイズも考慮します。
- 管理の難易度: 初心者向け、日陰に強い、乾燥に強いなど、植物ごとの特性を事前に調べておくことも大切です。
- レビューもチェック: 実際に購入した人のレビューは、植物の状態やショップの対応を知る上で参考になります。
- ショップの信頼性: 問い合わせ窓口の有無、返品・交換の条件なども確認。実績のある専門店がおすすめです。
- 配送状態・梱包: 配送時の梱包が丁寧であるかどうかも重要なポイント。配送方法や到着日数なども確認します。
まとめ)【初心者にも対応】失敗しない!観葉植物のベストポジションを見つけよう
最後に、観葉植物の置き方としての全体のまとめとして、初心者にも対応した5ポイントを掲げます。
観葉植物の置き方選びは、まず 「明るさ」を最優先でチェックする
植物にとって最も重要なのは光です。まずは部屋の中で「自然光が差し込む場所」を探してみましょう。
- おすすめは:窓際(レースカーテン越し)・日中でも明るいリビングの一角
- 明るさが不安な場合は「耐陰性のある品種」を選びます。(例:ポトス、アグラオネマ)
「エアコンの風」や「温度差の激しい場所」は避ける
エアコンの風が直接当たる場所や、冬に冷え込む窓辺は植物にとってストレスが大きく、葉が枯れる原因になります。
- 避けたい場所:エアコンの風が当たる真下/冬の夜間の窓際
- 対策:風除けの家具を使う/夜は植物を移動させるなど。
- 豆知識:寒さが苦手な観葉植物(例:ゴムの木、フィカス系)は、15℃以下にならない場所が理想です。
「生活動線」と「お世話のしやすさ」も考慮する
植物を置いたことで邪魔になったり、水やりが面倒になると、ケアが疎かになります。
- 置きやすい場所:目に付きやすいリビングの棚上、テレビ横、出窓など
- 避けたい場所:足元でつまずきやすい場所、高すぎる棚の上
- お世話のしやすさ:水やりの頻度が少なくて済む植物(例:サンスベリア、カポック)を選ぶとよいでしょう。
初心者がまず選ぶべき理想の置き場所とは?
おすすめ場所 | 理由 |
---|---|
リビングの明るい窓際(レース越し) | 光・温度・風通しのバランスが良く、目に付きやすい |
テレビ横の棚・出窓 | インテリアにもなり、日常的に様子を見やすい |
寝室のカーテン越しの窓辺 | 落ち着いた空間でリラックス効果のある植物が映える |
初心者向けおすすめの観葉植物と置き場所
観葉植物に慣れていない方は、「育てやすい種類」から始めるのがおすすめです。光が少なくても育つ「耐陰性植物」や、水やりの頻度が少なくて済む「乾燥に強い植物」は、手間がそれほどかかりません。
初心者向けおすすめ植物 | 特徴 | 向いている場所 |
---|---|---|
サンスベリア | 耐陰性・乾燥に強い | 玄関・寝室など |
ポトス | 育てやすく垂れる葉が魅力 | 棚・ハンギング |
ガジュマル | コンパクトで丈夫 | 窓辺・デスク上 |