英語の花言葉

今回は、花の英語名とおしゃれな花言葉75選&花ギフト5選をお届けします。プレゼントや祝花などをオシャレに贈るための参考にしていただければ幸いです。

目次

花の英語名一覧

人気の花の英語名を「春・夏・秋・冬」に分けてご紹介します。

花の英語名【春の花】

  • 桜:cherry blossom ※「桜の木」はcherry ree
  • チューリップ:tulip ※発音は「トゥーリップ」
  • カモミール:chamomile
  • 梅:plum blossom/Japanese apricot blossom ※「梅の木」は「ume tree」又は「plum tree(プラム・ツリー)」。「梅の実」は「ume」又は「Japanese apricot」。「apricot(アプリコット)」は「杏」。
  • カーネーション:carnation
  • パンジー:pansy
  • たんぽぽ:dandelion
  • ツツジ:azalea(アザレア)
  • スミレ:violet ※「すみれ色」でも使う単語。
  • ハナミズキ:flowering dogwood ※樹の皮の煮出しが犬の皮膚病の薬として使ったことからdogが付いています。
  • 菖蒲(あやめ):iris
  • スズラン:lily of the valley ※「valley(ヴァリー)」は「谷」。直訳すると「谷の百合」。
  • 蘭(ラン):orchid(オーキッド)

花の英語名【夏の花】

  • バラ:rose
  • ユリ:lily
  • ラベンダー:lavender
  • ダリア:dahlia
  • 朝顔:morning glory ※glory(グローリー)は栄光・輝きの意味
  • 昼顔:bindweed
  • カスミソウ:baby’s breath ※breath(ブレス)は「息」で、直訳では「赤ちゃんの息」。
  • 睡蓮(スイレン):water lily ※直訳は「水の百合」
  • ハイビスカス:hibiscus
  • 撫子(ナデシコ):dianthus pink

花の英語名【秋の花】

  • 秋桜 cosmos
  • 菊:chrysanthemum(略称mum)
  • 彼岸花(ヒガンバナ):red spider lily
  • 桔梗(キキョウ):balloon flower ※「ballon(バルーン)」は「風船」。
  • 萩(ハギ):bush clover ※マメ科ハギ属の総称。秋の七草のひとつ、花期は7月から10月。
  • ガーベラ:garbera ※開花時期は 4~6月、10~11月
  • サルビア:salvia splendens 
  • 百日草(ヒャクニチソウ):zinnia

花の英語名【冬の花】

  • シクラメン cyclamen
  • 牡丹(ボタン):tree peony(ツリー・ペオニー) ※春牡丹が4~5月、寒牡丹が11月~1月、冬牡丹が1~2月
  • スイセン:narcissus
  • マーガレット:marguerite ※11月~5月にかけて花を咲かせるキク科の植物
  • アネモネ:anemone
  • 柊(ヒイラギ):ocmantus heterophyllus
  • 山茶花(サザンカ):sezanqua
  • ナズナ:shepherd’s

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英語のおしゃれな花言葉一覧

英語のおしゃれな花言葉一覧を掲載します。

「花言葉」を英語でいうと?

「花言葉」は一般的にはLanguage of flowers / Flower languageと表現されます。

面白いのは、花言葉の言葉は”word”ではなく”language”とすることです。
“language”は「言語」という意味で、花言葉を「花の言語」とするところに、花の文化的な要素が含まれています。

早速、英語の花言葉やその意味合をチェックしてみましょう。

積極的な英語の花言葉

・スイートピー:departure(門出)
・ゼラニウム:true friendship(真の友情)
・アイビー:friendship(友情)
・スズカケノキ(プラタナス):curiosity(好奇心)
・ヒヤシンス:rebirth(復活)
・アラゲハンゴンソウ:encouragement(応援)
・ダリア:confidence”(自信)
・ヤシの木: victory(勝利)

女性の美を讃える英語の花言葉

・カラー:magnificent beauty (華麗なる美しさ)
・カトレア mature charm(成熟した大人の魅力)
・青いバラ:You are extremely wonderful and unique(あなたはとてつもなく素晴らしくて個性的)
・サクラ:spiritual beauty(精神のうつくしさ)

日本の国花である桜(さくら)全般には、和訳では「精神美」「優美な女性」「純潔」。英語では「spiritual beauty(精神のうつくしさ)」の他に「a good education(優れた教育)」の花言葉もあります。

日本の国を象徴するものは桜と富士山であり、ともに「精神の美しさ」が現わされています。(ちなみに、江戸時代に来日したドイツ人のエンゲルベルト・ケンペルの『江戸参府旅行日記』には、富士山が「世界中でいちばん美しい山と言うのは当然である」と記されています)

愛の幸福を現わす英語の花言葉

・赤いバラ I love you.(あなたを愛しています)
・ チューリップ:perfect love(完璧な愛)
・ 忘れな草:Do not forget me(わたしを忘れないで)
・ ヤドリギ:Kiss me(キスして)
・ 青いバラ love at first sight.(一目惚れ)
・ アガパンサス love letter(ラブレター)
・アルストロメリア devotion(献身的な愛)
・ シオン symbol of love(愛の象徴)
・ ホウセンカ ardent love(燃えるような愛)
・ サボテン ardent love(燃えるような愛)
・ ツバキ You’re a flame in my heart.(あなたは私の胸で炎のように輝く)
・ エゾギク I will think of you.(私はあなたを想うでしょう)
・ クローバー think of me(私を思って)
・ キキョウ endless love(永遠の愛)
・クチナシ I’m too happy.(私はとても幸せです)
・ カーネーション My heart aches for you.(あなたにすごく会いたい)
・ ハナミズキlove undiminished by adversity(逆境にも耐える愛)

人生の希望・喜び・感謝を現わす英語の花言葉

・アジサイ:Thank you for understanding(あなたの理解に感謝します)
・ペチュニア:Your presence soothes me(あなたの存在はわたしを落ち着かせる)
・オリーブ:peace(平和)
・コスモス:harmony(調和)
・セイヨウヒルガオ tender affection(賢明でやさしい愛情による価値)
・コスモス the joys that love and life can bring(愛や人生がもたらす喜び)
・クロッカス youthful gladness(青春の喜び)

花言葉の英語表現はおしゃれなメッセージの宝庫

英語の花言葉にはおしゃれなメッセージがたくさんあります。誕生日や記念日、お祝いのほかにもプロポーズなどの場面でもきっと役立つはずです。

日本語・和訳の花言葉を意識して花をとても愛でいらっしゃる方も、さらには英語の花言葉も知ることで、今までより深くお花そのものの持ち味を味合うことができます。

また、日本語の花言葉を添えたメッセージカードを、花束とともに大切な人に贈ると喜んでくれることは間違いありませんが、おしゃれさや華やかさをアップするなら、英語の花言葉にも注目してみましょう。

「英語の花言葉がおしゃれな花」ギフト5選

英語の花言葉がおしゃれな花ギフト5選をお届けします。

❶アイリス

アヤメ科のアイリスは、 hope(希望)fiendship(友情) wisdom(賢い)といった花言葉があり、そのどれもがポジティブなものばかりです。

明るく嬉しい気持ちにさせてくれるものが多いので、大切な方へのプレゼントにもピッタリといえるでしょう。

アイリスは、春に美しい花を咲かせ、さまざまなカラーがあるのも特徴的です。紫や青などのシックなカラーだけでなく、黄色やオレンジ、ピンクなどの明るいものもあります。

❷アマリリス

真っ赤な花が印象的なアマリリスは、初夏に咲く花です。

赤色のほかにも緑やピンク、白、黄色など、さまざまなカラーがあるのも魅力的です。

和訳の花言葉には、「誇り」「見事な美しさ」など、美しさと知的さを兼ね揃えた気品高い女性のようなイメージがあります。

英語でも和訳と同様に、pride(誇り)splendid beauty(見事な美しさ)という花言葉を持っています。

アマリリスは、ユリのように大きな花を咲かせます。

花束にも最適な花となっており、英語の花言葉をメッセージにして愛する女性に、花束を贈るのもおすすめです。

❸カスミソウ

カスミソウの英語の花言葉は、「everlasting love(永遠の愛)」「purity of heart(清らかな心)」「innocence(純潔)」です。

カスミソウのイメージに合った花言葉となっており、純粋で優しさを感じられます。

花束ですと脇役のように見えながらも、周りの花とも違った、個性的な可憐さがあるのがカスミソウです。

小さな花を咲かせるその可愛らしい印象からファンも多く、あえてカスミソウだけを購入するという方も増えています。

カスミソウは、白色がメジャーですが、可愛いピンク色もあります。

英語名も持ち合わせており、baby breath(赤ちゃんの吐息)と呼ばれているのをご存知でしょうか。

またはbaby’s breath(愛しい人の吐息)とも表現されています。

❹ガーベラ

ガーベラは、さまざまなカラーの花が咲き、明るく元気な気持ちにしてくれます。和訳の花言葉には、「希望」や「前進」という意味があり、励ましたい方に贈るのにもピッタリです。

ガーベラの見た目にピッタリな英語の花言葉があるのもおもしろい点です。beauty(美しさ)やcheerfulness(上機嫌、快活)という意味も持ち、とてもポジティブです。

さらに赤色は「love(愛)」「ピンク色はappreciation(感謝、真価)」「黄色はwarmth(暖かさ)」「白色はpurity(純度がある)」という意味があります。

現在、2,000種類を超える品種があるため、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

「ポジティブな花言葉ばかり」なので、どのカラーのガーベラを選んでも失敗することはありません。また、庭先だけでなくフラワーショップでもよく目にするガーベラは、「大切な方へ感謝の気持ちを込めて贈る」という方も多くいます。

カラーだけでなく咲き方も豊富であり、いろいろなガーベラを組み合わせて花束にして贈れば、とても華やかで満足度の高いプレゼントになります。

❺幸運を呼ぶ胡蝶蘭

お祝いの花として有名な胡蝶蘭は、花びらがまるで蝶が舞っているように見えることから、日本語では「胡蝶蘭」と名付けられています。そして胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という素敵な花言葉があります。

胡蝶蘭の英名の真実の意味

では英語ではどうでしょうか。胡蝶蘭の学術名は、「Phalaenopsis Aphrodite」(ファレノプシス・アフロディーテ)

「Phalaenopsis」(ファレノプシス)は、ギリシャ語の「Phalaina」(蛾)と「opsis」(~のような)の2語がつながってできた言葉。「Aphrodite」(アフロディーテ)はギリシャ神話のヘルメス神の奥さまである「愛と美の女神アフロディーテ」。そのまま訳すと、「Phalaenopsis Aphrodite」は、「蛾のようなアフロディーテ」となりますが……。

日本人には「蛾のような」の表現がとても疑問に思いますが、海外では、①蛾も蝶も同一の言葉として表すことが多い。また➁日本と違って「蛾」をとても美しいものとして考える風習もあることから、「Phalaenopsis Aphrodite」と学術的に命名され、一般的には略して「Phalaenopsis」(ファレノプシス)と呼ばれています。(胡蝶蘭が属する蘭は英語では「orchid」オーキッド。ですから、胡蝶蘭は英名では「Phalaenopsis orchid」ファレノプシス・オーキッド)や「Moth orchidモス・オーキッドとも呼ばれます)

胡蝶蘭の英名の花言葉

また、胡蝶蘭の英名での花言葉は、「love」(愛)、「luxury」(高級)、「beauty」(美)、「refinement」(上品)などであり、ここからも、海外での「蛾のような」という表現がもたらす本当の意味を知ることができます。

おススメ🌷幸運を呼ぶ花・胡蝶蘭は、英名と日本名をつなげて表現すると、「蛾が羽化登仙して蝶になる」素敵でおしゃれな贈り物になります。実際のお祝い時でなくても「未来に向けて羽ばたいてゆくStartのお祝い・記念」として贈るととても喜ばれます。➤各種記念日

社長就任祝い就任祝い昇進祝い栄転祝い退職祝い
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胡蝶蘭のお祝い別ページ
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花に関する英語のおしゃれなフレーズ・慣用句

花に関する英語のおしゃれなフレーズ・慣用句をご紹介します。

花の美しさを表現する英語フレーズ

花の美しさはよく称賛されるテーマであり、さまざまなフレーズが使われています。以下にいくつか例を示します。

petals(花びら)を使ったフレーズ

“The flower’s delicate petals danced in the breeze.” (繊細な花びらが風に舞う。)

→ “delicate petals” (繊細な花びら)を”delicate petals” (風に舞う)という描写で、花の美しさ視覚的に表現しています。

bloom(花)を使ったフレーズ

“cherry blossoms in full bloom” (桜満開)

→絵画のように「満開の桜」がイメージされます。

flowers(花々)を使ったフレーズ

Flowers are a symbol of love. 花は愛の象徴だ。

Flowers are a gift from heaven. 花は天からの贈り物です。

Flowers are a feast for the eyes. 花は目を楽しませてくれる。

花で幸せや喜びを表現する英語フレーズ

花は幸せや喜びを象徴するシンボルとして使われることがあります。以下にいくつか例を示します。

as happy as a flower in full bloom(満開の花のように幸せ)

“She was as happy as a flower in full bloom.” (彼女は満開の花のように幸せだった。)

→ “as happy as a flower in full bloom” は「非常に幸せである」という意味です。花が満開に咲く姿は喜びや幸せを表現しています。

like a garden of flowers(花畑のように)

“The room was filled with joy, like a garden of flowers.” (部屋はまるで花畑のように喜びに満ちていた。)

→ “like a garden of flowers” は「花畑のように。花の庭のような」という意味。喜びがあふれる様子を表現しています。

smiles bloomed like flowers(笑顔が花のように咲いた)

“Their smiles bloomed like flowers on a sunny day.” (晴れた日の花のような笑顔が咲き誇る)

→ “smiles bloomed like flowers” は「笑顔が花のように咲いた」という意味。幸せや喜びを象徴しています。

花をメタファー(比喩)とする英語フレーズ

blossomed(花が開花した)を使った表現

“She blossomed into a talented artist.” (彼女は才能ある芸術家として開花した。)

→ “blossomed” (花が開花した)を使って、「(彼女が芸術家として)成長した」の意味を現わしています。

like a flower(花のように)を使った表現

“Life is like a flower, delicate yet beautiful.” (人生は花のように、儚くて美しい。)

→ like a flower(花のように)を使って、人生を比喩的にたとえています。

bouquet of roses(バラの花束)を使った表現

“He gave her a bouquet of roses to express his love.” (彼は愛を表現するためにバラの花束を彼女に贈った。)

→bouquet of roses(バラの花束)を贈ることが、express his love(愛を伝える)ことの象徴として表現されています。

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花にまつわる面白い慣用句・イディオム

花にまつわる面白いイディオム(英熟語)をいくつかご紹介します。

“Stop and smell the roses.” (立ち止まってバラの香りをかぐ) とは?

忙しさのなかでも、周りの美しいことに気づくように、立ち止まって花の香りを楽しむ余裕を持つようにしましょうということわざです。日本語で「リラックスする」「羽を伸ばす」という意味につながります。

“A bed of roses.” (薔薇のベッド) とは?

直訳すると「薔薇のベッド」となりますが、実際の意味は安楽な生活・境遇を指します。

“Everything’s coming up roses.” (すべてがバラ色になってきた) とは?

直訳すると「すべてがバラ色になってきた」となりますが、「全て順調に進んでいる」や「全てが成功している」「何もかも最高にうまくいっている」の意味で使われます。

慣用句はそのまま直訳すると意味が通じないことがあります。文化や背景によっても異なる場合があるため、使う際には文脈を考慮し適切に用いることが重要です。

花の英語名を楽しむための「西洋の花の歴史知識」

西洋系の花の歴史について基本的な内容を知っておくと、花の英語名や花言葉を、さらに楽しむことができるでしょう。ここでは「西洋の花や花言葉の大まかな歴史」と「西洋の花が日本に入ってきた歴史」についてのポイントをお伝えします。

西洋の花の起源からの歴史のポイント

西洋の花の歴史は非常に古く、人類が農耕を始めたころから花を栽培し、美しい花を愛でる文化が生まれました。特に多様な気候や土壌条件を持つヨーロッパや地中海地域では、古代から様々な種類の花々が確認されています。

古代エジプトや古代ギリシャ・ローマ時代

花は宗教的儀式や祭典で用いられ、美と豊かさの象徴とされていました。また、ローマ帝国が拡大するにつれて、さまざまな地域から新しい花がもたらされ、交配や栽培が行われるようになりました。

中世・ルネサンス期

中世には、ヨーロッパの修道院が花の栽培と研究の中心となりました。様々な品種の花が育成されています。ルネサンス期からは、美術や文学においても花が多くのテーマとなって本格的な花文化が始まります。

16世紀から17世紀にかけて

ヨーロッパの探検家や商人たちが世界各地に航海した大航海時代になると、世界各地から新しい花々が持ち帰られます。庭園や温室での栽培も生まれ、色とりどりの花々が一気に花咲くようになりました。

それ以降の歴史のなかでは花の改良も進み、さまざまな花の品種も誕生。現代では、西洋の花々は世界中で栽培・観賞され、花束やアレンジメント、庭園などで楽しまれています。

西洋の花言葉はいつの時代から始まったか

花言葉の始まりは、17世紀にトルコが起源だと言われています。花言葉は生活文化や特徴的な出来事をきっかけに付けられたものが多く、その歴史は深いものです。中世ヨーロッパでの貴族間の交流として発達したこともあり、瞬く間に世界中に広がりました。

花言葉は誰が名付けたか

花言葉の名付けには「生活や文化に密着したもの」や「品種改良した人物名が名付けられたもの」「一般の方の応募により由来されたもの」などがあります。

そして、もうひとつは「花言葉というものは、神様から届けられたさまざまなメッセージである」という説があります。花言葉にはご神託で受け止めたものもあるようです。

いずれにしても、それぞれの花のイメージに合ったものが多く、実際に意味とその花を眺めてみると、とてもマッチしていることを実感することができるでしょう。

花を眺めているだけでもとても美しく癒されますが、花言葉を深く知ればより豊かな気持ちになれます。

日本に入ってきた西洋系の花の歴史を知る

西洋系の花が日本に流れてきた歴史上のポイントは幾つかあります。

西洋系の花の流通の大きな始まりは16世紀から17世紀にかけて

1543年にポルトガル人が来航。西洋の文化や物品の日本への輸入が頻繁に行われるようになり、西洋の花々も日本に紹介されました。

日本に流通している西洋系の花は明治以降に多く持ち込まれた

明治維新になってからは、お花も含めた西洋文化が日本に大量に入ってきます。また、明治時代には西洋式の公園や庭園が造られ、そこに色とりどりの西洋系の花々が植えられました。

日本ならではの美しい花も数多くありますが、世界中で愛される可愛らしい花も流通したことで、より花々の魅力を楽しめるようになりました。

花とともに「花言葉という文化」も明治以降に多く持ち込まれた

西洋系の花は、その美しさや香りだけでなく、花言葉も魅力的です。例えば、ガーベラは「passion(情熱)」「love(愛情)」「romance(ロマンス)」、カーネーションは「fascination(魅惑、魅力)」「love(愛情)」「distinction(卓越、名声)」、スイートピーは「departure(門出)」「good-bye(別れの言葉)」「delicate pleasure(ほのかな喜び)」「tender memory(優しい思い出)」「blissful pleasure(至福の喜び)」などです。

花言葉には、その国や地域の文化や物語が織り込まれています。特に気に入った英語の花言葉があれば、花言葉の由来など調べてみましょう。「花言葉という名の文化」に触れることで、その花に込められた意味合いをより深く味わうことができます。また、花を贈る際に、相手に想いを伝えるための大切な要素となります。

近年では品種改良で西洋系の花々の魅力が増した

西洋系の花は、現在では日本でも大変ポピュラーな花となっています。ガーベラ、カーネーション、スイートピーなどの花は簡単に手に入れることができます。また、西洋系の花は、フラワーアレンジメントやブーケにもよく使われます。

また、オリジナルの花のみならず、日本で品種改良されたものも少なくありません。大きさやカラーのほかにも花びらの形や茎の長さなど、品種改良はさまざまです。日本の自然や伝統的な植物と調和しつつも、珍しいものも数多くあることが、多くの人を魅了してやまない理由のひとつでしょう。

現在、日本でも数多くの西洋系の花々が栽培され、花屋や園芸店で販売されています。

(まとめ)花の英語名や花言葉のメッセージはとてもおしゃれ!!

今回は、花の英語名やおしゃれな花言葉集をお届けしました。最後にもうひとつ、「おしゃれな花贈りの秘訣としてのメッセージ添え」について補足いたします。

日本と海外での花選び方の違い

花には花言葉があるということは知っていても、日本人の多くは、見た目の美しさや色合いを中心にして贈り物の花を選んでいるそうです。これに対して、花を愛する外国の方の多くは、「花言葉の意味」もしっかりと参考にして花を選んでいると言われています。

といっても、日本人がロマンチックではないということではありません。文化や歴史の違い、愛の表現の違いもそこにはあるでしょう。

英語の花言葉メッセージはとてもオシャレ

でも、花の贈り物にめいいっぱいのロマンチックさやオシャレさを添えたいなら、「花言葉の意味」も重視することが必要です。合わせて、花に添える「メッセージカードをひと工夫してみる」ことをおすすめします。

花に添える「メッセージカード」は長く書く必要はありません。日本語に合わせて、「英語の花名や花言葉、短いメッセージ」も添えてみましょう。英語で書かれた花言葉やメッセージは、とてもおしゃれで好印象です。より愛や絆を深めることができるでしょう。