「誕生花 月」の美しい花々に囲まれて・・・。今回は、それぞれの月に対応する誕生花・花言葉や意味について詳しくご紹介します。大切な人への花の選び方や贈り方なども参考にしていただければ幸いです。
誕生花(月ごと)に関する基礎知識
「誕生花の月ごと」に関する基礎知識として、2つの視点をご紹介します。
誕生花は日本と外国では違う
日本における「誕生花」は、外国の花と違いがあります。
それは、たとえ外国由来の花であったとしても、日本に入ってきたお花は、日本の四季や日本の文化のなかで日本独自な要素が加わるからです。日本文化には概して「『和』を尊び神秘的な要素もある」ので、お花を象徴する花言葉にも違いが出てくるのです。
といっても、日本のなかにおいても、「各月ごとの誕生花に複数あって、一体どれが本当なのか」困ってしまうこともあります。
どれが本当の誕生花なのか?
結論から言うと、どれも正しくて間違っているとは言い切れないところがあります。なぜならば、誕生花は国や関係機関が正式に定めたもものではないからです。これに対して、国花や都道府県の花などは定めたお花が存在します。
とはいえ、各人が勝手気ままに考えているものでもありません。誕生花はその時期に合わせた花屋さんの流通などを基に設定されていることが多く、研究機関や有名なお花屋さんなどの独自調査などが基盤となっています。
そこで以下の誕生花・月ごと(日本)のお花は、一般的に数多く選ばれているお花に、有名で実績のある日比谷花壇やフジテレビフラワーネットなどで提示されているお花を加えて掲載しています。誕生花の参考にしていただければ幸いです。参考㌻➧どれが本当の誕生花?複数ある理由と選び方・贈り方のポイント
参考ページ一覧
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誕生花の月ごとの一覧表
誕生花の月ごとの一覧を掲載します。詳しくは、各月の項目をご覧ください。
1月 | スイートピー・シンビジウム・スイセン | 7月 | ユリ・バラ・(トルコキキョウ) |
2月 | チューリップ・フリージア・マーガレット | 8月 | トルコギキョウ・(ひまわり)・アンスリウム |
3月 | ラナンキュラス・(チューリップ)・ワスレナグサ | 9月 | ピンクバラ・リンドウ・ダリア |
4月 | アルストロメリア・カスミソウ・桜 | 10月 | オレンジバラ・ガーベラ・コスモス |
5月 | カーネーション・すずらん | 11月 | (ガーベラ)・菊・シクラメン |
6月 | ユリ・バラ・(トルコキキョウ) | 12月 | 赤バラ・カトレア・ポインセチア |
参考㌻➪花言葉一覧表【花屋のお花30種】
誕生花【1月】スイートピー・シンビジウム・スイセン
スイートピー
スイートピーも1月の誕生月のお花で、花言葉は優しい思い出、繊細などです。
シンビジウム
1月の誕生月のお花はシンビジウムです。花言葉は「飾らない心」「誠実な愛情」
シンビジウムは、ラン科シンビジウム属のお花です。開店のお祝いなどでよく贈られる胡蝶蘭とよく似たお花で、とても華やかな雰囲気があります。
シンビジウムは、寒さにとても強いお花なので初心者でも扱いやすく、白やピンクやオレンジなど、美しい花を咲かせます。
門出という花言葉もありますので、お誕生日のプレゼントとしてだけでなく、何か新しいことを始める方へ贈るのにもふさわしいお花です。
参考記事➤1月の誕生花(月・日ごと)一覧|花言葉・贈り方・通販・手入れなど詳細情報!!
誕生花【2月】チューリップ・フリージア・マーガレット
チューリップ
2月の誕生月のお花はチューリップです。(3月の誕生花としている有名花屋さんもあります)
ユリ科チューリップ属の植物で、黄色、赤など可愛らしい印象のお花です。
花言葉は、博愛、思いやりなどです。
フリージア
フリージアの花言葉は「親愛」「友情」「信頼」
香り豊かなお花で、天然の香水とも呼ばれています。
アヤメ科フリージア属のお花で、原産地は南アフリカです。日本には江戸時代末期頃に渡来したといわれています。
最初にフリージアを発見したのは、デンマークの植物学者で、彼の親友Freezeへの感謝や友情の気持ちを込めてこの花をFreesiaと名付けたそうです。そのようなエピソードから、花言葉が生まれたのです。大切な友達に贈るのにふさわしい花言葉でしょう。
参考㌻➪花言葉は感謝ありがとう
誕生花【3月】ラナンキュラス・(チューリップ)・ワスレナグサ
ラナンキュラス
ボリュームがあり豪華なラナンキュラスは、切り花でよく飾られますが、プレゼントの花束としてもとても喜ばれます。「春の訪れを豊かさを伴って感じられる」。それがラナンキュラスの花です。
ラナンキュラスの魅力は、幾重にもふんわりと重なって咲くふんわりとした花姿。全体の【花言葉】は「とても魅力的」「華やかな魅力」です。
実にさまざまな色あり、赤色「あなたは魅力に満ちている」。紫色「幸福」。白色「純潔」。ピンク色「飾らない美しさ」。オレンジ色「秘密主義」。黄色「優しい心遣い」。緑色「お祝い」などの花言葉を持っています。
チューリップ(2月の誕生花と同様)
誕生花【4月】アルストロメリア・カスミソウ・桜
アルストロメリア
アルストロメリアの花言葉には「持続」「未来への憧れ」「エキゾチック」などがあります。
花持ちのよさから花言葉「持続」も出てきていると言われていますが、茎の先端に、鮮やかな縞模様の花びらが開きます。と言っても、アルストロメリアの花全体には面白い秘密?があります。
実は、私たちが見ているアルストロメリアの葉は、根本の部分で180度くるりと裏返された(反転した)、葉の裏側の部分であるのです。こちらの方が「表?」かもしれませんが、茎の先端に花びらが咲きます。
まさに芸術的ともいえる魅力が4月生まれの方には多いのかもしれませんね。
桜
桜を日本を象徴する花ですが、実は、世界中から愛されてきた花でもあります。
誰もが知っている桜にまつわる、海外での有名なエピソードは、アメリカ合衆国初代大統領となったジョージ・ワシントンの子供時代のお話があります。幼い頃のジョージ・ワシントンは、彼の父親が大切にしていた桜の木を切ってしまいました。そのことを正直に告白したところ、父親は怒ることなく、彼が正直に告白して謝ったことを褒めたといわれています。
このようなエピソードから、「精神の美」という花言葉が生まれたという説もあります。また、桜には、「優美な女性」という花言葉もあります。
参考記事➤4月の誕生花一覧(月・日ごと)|花言葉・花情報・通販・贈り方など詳細情報!!
誕生花【5月】カーネーション・すずらん
すずらん
5月の誕生月のお花のひとつは「すずらん」です。
キジカクシ科 、 すずらん属の植物で、4月~5月頃になると、丸みのある可愛らしいお花を咲かせます。
すずらんには、幸福の再来、純粋などの花言葉があります。幸せを象徴するお花として、ヨーロッパでも古くから愛されてきたお花で、フランスでは、5月1日は愛する人へすずらんをプレゼントする日となっているそうです。
世界的に有名なデザイナーのクリスチャンディオールもこの花を愛しており、新コレクション発表の際にスーツの内ポケット、ランウェイを歩くファッションモデルの衣装などに忍ばせていたというエピソードもあります。関連㌻➪結婚祝いの花10選
カーネーション
カーネーションの赤色の花言葉は「母への愛」。5月第2日曜日は母に感謝する記念日です。
カーネーションの白色の花言葉は「純粋な愛」「尊敬」。もともとは、母親をなくした子供がつけていたとされる色であり、母の日のプレゼントには「赤色」が最適とされています。
カーネーションの可愛らしいピンクの花言葉は、「感謝」「気品」「温かい心」「美しい仕草」です。
カーネーション全体では「女性の愛」「感動」「純粋な愛情」などの花言葉があります。
カーネーションはもちろん、「母の日」だけに贈られる花ではありません。誕生花などの花ギフトととしてとても喜ばれる花ギフトのひとつです。ちなみに、オレンジのカーネーションの花言葉は「熱烈な愛」「純粋な愛」であり、恋人などへのプレゼントとしても最適です。
誕生花【6月】ユリ・バラ・(トルコキキョウ)
バラ
バラは、バラ科バラ属の植物で、ミニバラ、つるバラなどたくさんの種類があります。花の女王とも呼ばれており、高い人気を誇るお花です。
世界中で大人気となっているバラには、愛、美、尊敬などたくさんの花言葉があります。
プロポーズや愛の告白など、深い愛情を伝えるには最適な花言葉を持つお花です。
ユリ
有名はカサブランカは「ユリの女王」とされています。豪華でありながらもその純粋な美しさは、見る人の心を揺さぶって止みません。
美しい女性のことをたとえて「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言いますが、ユリの美しさの理由は何でしょうか。
それはまず、「茎の先にややうつむき加減に花びらが咲くこと」「風が吹いてしなやかな茎が揺れる様子」「ほのかな甘い香りが溢れていること」など外見的な様子から伺うことができます。そしてもうひとつ、ユリの花から溢れてくるオーラのような光が、その外見と合わさって、素敵な美しさを表現しているからでしょう。
ユリは6月の誕生花として指定されている場合と、月の誕生花として掲げている有名花屋さんもあります。
次の7月の項目で、「ユリ」を続けてご紹介します。
参考㌻➪バラの花言葉 6月の誕生花一覧 |誕生月と各日の花言葉・通販案内!!
誕生花【7月】ユリ・バラ・(トルコキキョウ)
ユリ
7月の誕生月のお花はユリです。ユリは、ユリ目ユリ科の植物で、日本にもヤマユリやササユリやテッポウユリなどが自生しています。
花言葉は、純潔、無垢、威厳などです。ユリはとてもゴージャスな雰囲気のお花でありながら純潔や無垢などの花言葉もあることから、結婚式など華やかな場でのお祝いのお花として人気があります。
誕生花【8月】トルコギキョウ・(ひまわり)・アンスリウム
ひまわり
8月の誕生月のお花のひとつはひまわりです。(7月の誕生月のお花として紹介されている場合もあります)
ひまわりはキク科ヒマワリ属の植物で原産地は北アメリカです。太陽のように明るく大きな花を咲かせるので、夏のシンボル的なお花となっています。
有名画家のゴッホの作品にも登場するなど、芸術のモチーフとしても人気があるお花です。ルイ14世もひまわりをとても気に入っていて、自分の紋章にしたというエピソードもあります。
そんなひまわりの花言葉は、あなただけを見つめている、熱愛、愛慕などです。
トルコギキョウ
茎はまっすぐに伸び、まるで可愛いフリルのような花を重ねて、トータルとしては気品ある花を咲かせます。
トルコキキョウ全般の花言葉は「すがすがしい美しさ」「優美」「希望」「感謝」です。
誕生花【9月】ピンクバラ・リンドウ・ダリア
ダリア
9月の誕生月のお花はダリアです。花言葉は華麗、優雅、気品などエレガントな言葉となっています。
また、ダリアには感謝という花言葉もあるのです。フランス革命の時代は世の中が混乱してとても大変な状況でしたが、そんなときでもダリアを美しく咲かせることが流行っており、フランス革命後に感謝という花言葉が付けられたというエピソードもあります。
ピンクバラ
英国王立園芸協会の本には、ピンクのバラの花言葉は掲載されていませんが、近年になって海外では「教養」「気品」、日本では「上品」「感銘」、そして「しとやか」「恋の誓い」などの花言葉が多く用いられるようになりました。というのも、ピンクのばらにロマンチックな色彩を感じ取る方が多くなったからと言えるでしょう。
誕生花【10月】オレンジバラ・ガーベラ・コスモス
ガーベラ
10月の誕生月のお花はガーベラです。キク科ガーベラ属の植物で、原産地は南アフリカ。
ガーベラの花言葉は、希望や常に前進などがあります。
ポジティブなイメージの花言葉なので、前向きに歩んでいこうというメッセージを伝えるのに最適にお花です。
オレンジバラ
オレンジバラは100年ぐらい前に、赤と黄色のバラを交配させて、明るい未来を願って誕生しました。
「絆」「信頼」「愛嬌」などがオレンジバラの花言葉であり、明るく積極的な願いが込められた花言葉になっています。
誕生花【11月】(ガーベラ)・菊・シクラメン
シクラメン
11月の誕生月のお花はシクラメンです。サクラソウ科 シクラメン属の植物で開花時期が10月~3月と長いのが特徴です。
花言葉は、内気、はにかみ、清純などがあり、少し控えめな印象。
1970年代には、シクラメンのかほりという曲が大ヒットしました。作曲者である小椋佳さんは、銀行員時代に取引先のオフィスに飾ってあったシクラメンを見たことがきっかけでこの曲を作ったというエピソードがあります。
ガーベラ
ゲルバー(Gerber・ドイツの自然学者・発見者)さんの名前から、ガーベラの名前が付きました。日本名は「花車(はなぐるま)」「大千本槍(おおせんぼんやり)」などです。
誕生花【12月】赤バラ・カトレア・ポインセチア
ポインセチア
12月の誕生月のお花はポインセチアです。サクラソウ科シクラメン属の植物で原産地はメキシコです。
花言葉は、祝福する、幸運を祈る、私の心は燃えているなどです。ポインセチアには清純という花言葉もあります。
清純の由来は、メキシコの先住民族たちが、ポインセチアを清純のシンボルとしていたことに由来するともいわれています。真っ赤な色のポインセチアは、クリスマスに飾るお花としても人気となっています。
赤バラ
「赤バラのつぼみ」にも、「純粋と愛らしさ・純粋な愛に染まる」などの花言葉があり、「赤バラとして咲いた花」には「あなたを愛してます・愛情・美・情熱」などの花言葉が付けられています。まさしく「愛の気持ちの象徴の花」と言ってもよいでしょう。参考記事➤12月の誕生花(月・日ごと)一覧|花言葉・贈り方・通販・手入れなど詳細情報!!
誕生月の花から適切な花を選ぶ際のポイント
誕生月の花の種類と花言葉を確認する
まず、誕生日の月の花の種類と、それぞれの花言葉の意味をしっかりと確認します。花によっては、全体の花言葉以外にも、本数や色で意味が違うものがあります。バラやチューリップやひまわりなどです。
相手の好みにあった花を選ぶ
花言葉だけではなく、相手の好みにあった花を選ぶ必要があります。
好みに合わせるには、「ズバリ、この花が好き」という場合だけではなく、相手の求める花のイメージや色や香りなどでトータルで考える必要があります。花のイメージとは、例えば、バラは愛情や情熱を象徴しますが、ガーベラは明るさや元気を象徴するというような花のモチーフです。今必要としている相手の気持ちも憶測してみましょう。
花を贈るスタイルに照らして決定する
花を贈るスタイルとは、花束やアレンジメント、鉢植えなどの花ギフトの形のことです。花束やアレンジメントは、手軽に贈ることができ、見た目も華やかです。鉢植えは、長く楽しむことができます。花を贈るスタイルを想像して、誕生月の花を決定します。
誕生月の花がセレクトできない場合は?
「誕生花」に迷ったら、お誕生日に「胡蝶蘭」のプレゼントがおすすめです。
なぜなら「胡蝶蘭」は幸運を呼ぶ花。「幸運が舞い降りてくる」という花言葉を持っているからです。
お誕生日は、その方の「新年」、新しい年のスタートの日です。胡蝶蘭は一般的にはお祝いの花として重宝されていますが、バラの花と並ぶ高貴な花であり、「新しい年の幸福の門出」として大変喜ばれます。
誕生月の花を贈る際の4ポイント
誕生月の花を贈る際のポイントを以下に説明します。
メッセージやカード添えは大きな効果
花を贈る際には、素敵なメッセージやカードを添えましょう。花の美しさと花言葉にプラスして、心温まるメッセージはとても喜ばれます。文章は感謝のひとことなど、短くてもOK。言葉(心)を添えて特別な日を祝福しましょう。
ラッピングは価値を高める
花束やアレンジメントをきれいにラッピングすることは、贈り物としての価値を高めるための魔法です。
配達のタイミングを考える
花を贈るタイミングも重要。誕生日当日に美しい花を届けることができれば一番嬉しいでしょう。配達に関しても、人気の花通販ではきめ細やかな対応をしています。手渡しできない場合は、事前に相手の都合を確認してからの配達してもらいましょう。
花と贈り物の組み合わせも
花だけでなく、さらに相手の好みや趣味に合った小さな贈り物を添えるなら、相手のお気に入りのチョコレートやスイーツなどがおすすめです。アクセサリーなども人気があります。
これらのポイントを考慮して、誕生月の花を贈ることで、相手に特別な日の喜びと感動を与えることができるでしょう。
(まとめ)誕生花の月ごとの美しさと花言葉を贈ろう!!
誕生花の月ごとの美しさとその花言葉、そして贈る側の心からの愛と感謝の気持ちは、贈られる側の幸福な喜びとなって花開くでしょう。
今回のささやかな花情報が、大切な人の特別な日を祝福し、感動を与え、より深い絆を結ぶ機縁となりますように。